日本囲碁ニュース (名人戦)

日本の囲碁ニュース・棋戦情報をお伝えします。
日本で行われている囲碁のイベントや棋戦情報を皆様にお伝えします。

囲碁ニュース [ 2018年10月5日 ]

張栩九段、一勝を返す

 井山裕太名人の二勝で迎えた、第43期名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第三局が、9月25、26の両日、鹿児島県鹿児島市「城山ホテル鹿児島」で行われた。挑戦者の張栩九段は、連敗後も「一番苦しい終盤戦の時間帯も集中力を切らさずに打てている。手応えを感じている」と語って本局に臨んだ。その言葉どおり、本局は、井山名人の必死の追い上げを、見事なヨセで振り切り、白番・張九段の4目半勝ちとなった。「まず、一勝を返したことが嬉しい」と局後に張九段は語り、「(散歩をしたおりに)名人戦を盛り上げられるようにと、西郷隆盛さんの像にも手を合わせた。それが良かったのかな」と記者陣を和ませ、「ますます盛り上げていきたい」と引き締めた。敗れた井山名人は「本局は苦しい時間が長く、チャンスがきた局面もあったが、はっきりと優勢にする手は見つからなかった。七番勝負は長いので、スコアは気にせず戦っていきたい」と語った。第四局は、兵庫県宝塚市「宝塚ホテル」にて、10月10、11日に行われる。

囲碁ニュース [ 2018年9月19日 ]

名人戦第2局 史上2位336手の激戦

 井山裕太名人先勝でスタートした第43期名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第二局が、9月12、13日に、愛知県田原市の「角上楼」で行われた。終局は午後8時7分。名人戦史上2番目の長手数336手(最長は第31期の364手)で、張栩九段の猛追を振り切って井山が白番2目半勝ちを収めた。井山は、二日目の午後4時16分、162手目から持ち時間が「残り1分」となり、その後を秒に読まれながら戦い抜いた。局後井山は「途中からはわからないことばかりでダメにしたかと思ったが、中央のヨセで得をしていけると思った」と振り返り、張は「最終盤にもチャンスがあったのに、ミスが出て残念。内容的には悪くないので、心を入れ替えて頑張ります」と決意を語った。第三局は、25、26日、鹿児島県鹿児島市「城山ホテル鹿児島」で行われる。

囲碁ニュース [ 2018年9月3日 ]

名人戦七番勝負、開幕!

 井山裕太名人に、張栩九段が挑戦する第43期名人戦七番勝負(朝日新聞主催)が開幕した。第一局は、8月28、29の両日、東京都文京区「ホテル椿山荘東京」で行われ、井山名人が239手、黒番中押し勝ちを治めた。

対局前夜、10期ぶりの復位を期す張九段は、「最高の舞台でまた戦えることに、いろいろな思いが込み上げている」、井山名人も「張栩さんとの名人戦は自分にとっての原点。また同じ舞台で戦えることを特別なことと感じている」と、それぞれ胸の内を明かした。
 対局一日目は、井山名人いわく「経験したことのない形になり、形勢がわからなかった」という難しい局面となった。二日目、右辺のコウ争いで井山名人がリードを奪い、粘る張栩九段を振り切っての勝利となった。
 局後、井山名人は、「はっきりいけると思ったのは最後のほう」と振り返り、「碁聖戦はストレートで敗れてしまったので、とりあえず1つ勝てたことはホッとしています。それよりも、自分なりに精一杯戦えたのがよかった」と語った。張栩九段は「封じ手あたりの局面が険しくて、いくら考えても答えがわからず、想定どおりといえば想定どおりなのですが、結局もっと先まで読めなくて…形勢が悪いことに気がつくのが遅かった」と分析した後、「力は出し切れたと思う。次もがんばるだけ」と表情を引き締めた。
 第二局は、9月12、13日に、愛知県田原市の「角上楼」で行われる。

囲碁ニュース [ 2018年7月26日 ]

張栩九段が名人戦挑戦者に名乗り

 第43期名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)は、張栩九段が、初戦から勝ち続けて独走状態。7月19日に黄翊祖八段戦を制して7連勝とし、最終局を待たずに挑戦権を獲得した。張九段は、第29期、30期、32期、33期の名人。34期に井山裕太当時八段にその座を明け渡してから、9年ぶりの名人戦挑戦手合出場となる。「どの碁も難しかったが運がよかった」とシリーズを振り返った張九段は「本当に久しぶりのタイトル戦。ずっと出たいと思っていた。井山さんとの番碁には恐怖感がありますが、一生懸命打って、勝つことによって七番勝負と碁界を盛り上げたいと思います」と抱負を語った。井山裕太名人との挑戦手合七番勝負は、8月28日(火)に、東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で開幕する。

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