日本囲碁ニュース

日本の囲碁ニュース・棋戦情報をお伝えします。
日本で行われている囲碁のイベントや棋戦情報を皆様にお伝えします。

囲碁ニュース [ 2022年1月7日 ]

令和三羽ガラス、早碁棋戦を分け合う

 あけましておめでとうございます。今年も日本囲碁界のプロの棋戦のニュースをお届けしてまいります。よろしくお願いいたします。
 昨年末、12月27日に、第30期竜星戦(株式会社囲碁将棋チャンネル主催)の決勝戦が放映され、芝野虎丸九段が、許家元十段を降して4期ぶり2度目の優勝を果たした。昨年「十段」と「王座」を失い、七大タイトルは無冠となった芝野だが、年末に存在感を示した。一手30秒(1分の考慮時間10回)で打たれる本棋戦と、「NHK杯」、本戦は2時間、決勝は1時間30分で打たれる「阿含・桐山杯」は、「早碁三大棋戦」と呼ばれ親しまれているが、昨年はNHK杯で一力遼九段、阿含・桐山杯で許家元十段が優勝を決めており、今回の芝野の優勝で、「令和三羽ガラス」が仲良く三棋戦を分け合うこととなった。

第1回テイケイ杯俊英戦 許と芝野が決勝へ

 昨年スタートした新棋戦「第1回 テイケイ杯俊英戦」は、25歳以下の棋士が出場し、予選を勝ち抜いた12名が、6名ずつ二つのリーグに分かれて総当たり戦を行い、それぞれの優勝者が決勝三番勝負に進む。このリーグ戦が、12月20、21、22、24、25の5日間に渡って一気に行われた。Aリーグは、芝野虎丸九段と一力遼九段が4勝1敗で並び、規定により直接対決を制した芝野が優勝。Bリーグは5戦全勝した許家元十段が優勝を決め、ここでも「令和三羽ガラス」が圧倒的な強さを見せつける結果となった。竜星戦に続いて芝野が制するのか、許が雪辱するか、注目の決勝三番勝負は、今年3月に行われる予定となっている。また、女性棋士で唯一リーグ戦に勝ち上がった上野愛咲美女流棋聖は、Aリーグで2勝3敗の戦績で4位だった。

囲碁ニュース [ 2022年1月6日 ]

京大23年ぶり優勝

 第65回全日本学生囲碁選手権が12月23日から26日の4日間、東京市ヶ谷の日本棋院で行われ、全国各地区の代表校8校が日本一を目指して競った。近年では関東と関西の代表校が優勝争いを演じている。
 前評判が高かったのが京都大学で、レギュラーのレベルも学生トップクラスから代表クラスである。対抗としては関東の早稲田大学であり、両校は最終戦の直接対決まで全勝で進んだ。しかし勝ち方は対称的で、京都大学が5-0を連発して圧倒的な成績をおさめる一方、早稲田大学は3-2や4-1とチームの全員で補い合って勝ち続けた。
 最終戦では主将戦こそ早稲田大学が制したものの、4-1で京都大学が勝利し、23年ぶりの日本一となった。
 京都大学は全国大会も久しぶりの参加で、最近はしばらく関西代表は立命館大学であり、前回(一昨年)の全日本も立命館大学が早稲田大学を破り優勝している。立命館大学の当時のレギュラーはほとんどが卒業し、京都大学は新たな戦力が参加しての代表、優勝となった。関西リーグではレギュラーの2人がプロ試験を受けている中で立命館大学を破る安定ぶりだった。
 全日本では補欠も含め最強戦力で見事優勝を果たした。
 近年では関東と関西の代表校が圧倒的な力を示しており、他6校は続く3番手はどこだ、という争いをしてきたが、今回では早稲田大学を追い詰めるなど、けっして3番手争いではなく優勝を目指せる大学が増えた。次回では久々の関東、関西以外での優勝争いが見られるだろうか。

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