日本囲碁ニュース (本因坊戦)

日本の囲碁ニュース・棋戦情報をお伝えします。
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囲碁ニュース [ 2020年4月7日 ]

芝野、初の本因坊挑戦

 第75期本因坊リーグ戦(毎日新聞社主催)は、4月3日に最終一斉対局が行われ、芝野虎丸名人と許家元八段の2名が6勝1敗というトップの戦績でシリーズを終えた。そして、両名によるプレーオフが、4月6日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ、芝野が黒番中押し勝ち。昨年(プレーオフにて河野臨九段に半目負け)の雪辱を遂げ、本因坊文裕(井山裕太本因坊)への挑戦権を獲得した。
 勝負は、「難しいながらも白ややよし」の声も聞かれたが、持ち時間を余していた芝野が最後には勝利を手繰り寄せた。惜敗の許は「ずっと入りたかった本因坊リーグで、自分なりに力を出せました」とシリーズを振り返り、「コウ争いの時は、正しく打てれば……と思っていましたが、難しかったです。挑戦はできませんでしたが、自分なりに精一杯打てました」とコメント。芝野は「途中で負けの図があったので、挑戦者になれたのは運がよかったです。井山先生とは大変な対局になりますが、楽しんでやりたい」と喜びを語った。
 井山は今季防衛すれば9連覇となり、趙治勲名誉名人の持つ10連覇の大記録にあと一歩と迫る。また、芝野が奪還すれば、現在進行中の十段と合わせて「四冠」となる可能性もある。囲碁界の歴史がどう動いていくのか、大いに注目される頂上決戦は、5月に開幕。七番勝負第1局が、5月12、13の両日に、群馬県高崎市の旧井上房一郎邸で打たれる予定だという。

囲碁ニュース [ 2020年3月18日 ]

本因坊リーグ戦、許が一歩リード

 本因坊文裕(井山裕太本因坊)への挑戦権をかけた第75期本因坊リーグ戦(毎日新聞社主催)が、佳境に入っている。8名の総当たり戦で争われる本リーグは、5回戦を終えた時点で、「令和三羽烏」と呼ばれる芝野虎丸名人、一力遼八段、許家元八段が1敗でトップを並走。3月12日に、一力と許の直接対決が組まれた。両者の対戦成績は、ここまで一力の8勝1敗と偏っている。この偏りについて、一力は「成績ほど差があるとは全然思っていない。逆の成績でも全然おかしくはない」、許は「そんなに気にはしていないが、やはり壁を感じています。どう克服するのかが当面の課題」と語っていた。本局は、中盤、一力に珍しく失着があり、白番の許が優勢となった。その後一力が必死の追い上げを見せ、終盤の死活がからむ勝負所を迎えた。ここで一力が決め手を逃し許の中押し勝ち。許が1敗を守り、挑戦者争いのトップに躍り出た。最終局の相手は許が志田達哉八段、一力は河野臨九段。そして芝野の残り二局の相手は、山下敬吾九段と横塚力七段。最終的には誰が挑戦権を掴むのか、今後の進展が注目される。

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