韓国囲碁ニュース

韓国の囲碁ニュース・棋戦情報をお伝えします。
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囲碁ニュース [ 2024年2月1日 ]

申眞諝九段、LG杯通算3回目の優勝!


写真:最終局目の様子。

 申眞諝(シン・ジンソ)九段がLG杯通算3回目の優勝を果たした。
 2024年1月31日、韓国棋院で行われた第28回LG杯朝鮮日報棋王戦決勝3番勝負の第2局で申眞諝九段が卞相壹(ビャン・サンイル)九段に229手黒中押しで勝利した。
 29日に行われた第1局目でも勝利を収めていた申眞諝九段は第2局目でも勝利し、総合成績2勝0敗で優勝を決めた。
 LG杯決勝直前までに35勝7敗で卞相壹九段にリードしていた申眞諝九段は、2勝を追加し37勝7敗で更に差を広げた。
 優勝インタビューで申眞諝九段は「去年の世界大会の成績には満足できなかったので、優勝できて嬉しい。LG杯が無ければ私もこの場にいなかったかもしれない。深い縁があるLG杯でこれからも頑張りたい。」と抱負を語った。
 申眞諝九段は今大会の優勝で世界大会の優勝回数を6に増やした。
 一方、2度目の世界大会の優勝に挑んだ卞相壹九段は今回も申眞諝九段の壁を越えられず準優勝となった。
 今までLG杯は韓国が13回、中国が12回、日本が2回、中華台北が1回優勝を記録している。
 持ち時間3時間、秒読み40秒5回で行われる第28回LG杯朝鮮日報棋王戦は朝鮮日報と株式会社LGが主催した。

[ 記事:趙錫彬/資料提供:韓国棋院 ]

囲碁ニュース [ 2024年1月25日 ]

韓国ランキング1位の申眞諝九段と2位の卞相壹九段、LG杯優勝を争う


写真:LG杯決勝進出者の二人。

 韓国ランキング1位と2位がLG杯決勝の舞台で戦う。
 第28回LG杯朝鮮日報棋王戦決勝3番勝負が1月29日から韓国棋院で行われる。
 決勝には韓国ランキング1位の申眞諝(シン・ジンソ)九段と2位の卞相壹(ビャン・サンイル)が上がっている。
 申眞諝九段は中国の李軒豪九段、辜梓豪九段と柯潔九段を連破して決勝進出を、卞相壹(ビャン・サンイル)九段は日本の 余正麒八段、中国の王星昊九段とミ昱廷九段を破って決勝進出に成功した。
 申眞諝九段は「今回のLG杯に多くのことをかけた。」と話し、今大会優勝への熱望を見せた。24期(2020年)と26期(2022年)の大会で優勝した申眞諝九段は通算3回目の優勝に挑む。
 一方、卞相壹九段は「LG杯の決勝舞台に初めて上がったので、最善を尽くして良い姿を見せたい。」と抱負を語った。
 二人の対戦成績は最近13連勝を含め35勝7敗で申眞諝九段が大幅にリードしている。
 今までLG杯は韓国と中国が12回ずつ、日本が2回、中華台北が1回優勝を記録している。
 持ち時間3時間、秒読み40秒5回で行われる第28回LG杯朝鮮日報棋王戦は朝鮮日報と株式会社LGが主催した。

[ 記事:趙錫彬/資料提供:韓国棋院 ]

囲碁ニュース [ 2024年1月17日 ]

MVP申眞諝、49か月連続で韓国ランキング1位!


写真:申眞諝九段。

 申眞諝(シン・ジンソ)九段が2024年初のランキングでも1位を記録、49か月連続で韓国ランキング1位を守り抜いた。
 去年12月の1ヶ月間、申眞諝九段はLG杯の決勝に進出、第46期名人戦では2年ぶりに名人タイトルを取り戻すなど6勝2敗を記録した。12月28日に行われた囲碁大賞では一年間で最高の活躍を見せた棋士に与えられる最優秀棋士賞(MVP)を受賞すると同時に、人気棋士賞、特別記録賞、最多勝、勝率、連勝賞など、6冠王を記録した。
 囲碁大賞で優秀棋士賞を受賞した卞相壹(ビャン・サンイル)九段は2023年1月以来1年ぶりに2位に復旧した。12月に9勝3敗を記録した卞相壹九段は申眞諝九段と共にLG杯決勝進出を果たした。
 朴廷桓(パク・ジョンファン)九段は2位から3位に、申旻埈(シン・ミンジュン)九段と金明訓(キム・ミョンフン)九段、姜東潤(カン・トンユン)九段は先月と順位の変化なく4位から6位まで席を守った。
 洪性志(ホン・ソンジ)九段は先月より三つ上がって7位、金志錫(キム・ジソク)九段は一つ上がって8位、元晟溱 (ウォン・ソンジン)九段は一つ下がって9位、安成浚(アン・ソンジュン)は三つ下がって10位となった。
 100位圏内では金相天(キム・サンチョン)五段が113位から96位まで順位を上げた。
 女子棋士の中では崔精(チェ・ジョン)九段が21位、金恩持(キム・ウンジ)七段は69位を、金彩瑛(キム・チェヨン)七段が73位を記録した。
 2009年1月から施行されている新しい韓国ランキングはレーティングポイント制度を使用し、棋士の成績に応じて点数を定め2022年8月からプロ棋士全員のランキングを発表することになった。

2023年10月の韓国棋士ランキング(1位から10位まで)
1位:申眞諝(シン・ジンソ)九段(10392点)
2位:卞相壹(ビャン・サンイル)九段(9910点)
3位:朴廷桓(パク・ジョンファン)九段((9904点)
4位:申旻埈(シン・ミンジュン)九段(9863点)
5位:金明訓(キム・ミョンフン)九段(9771点)
6位:姜東潤(カン・トンユン)九段(9747点)
7位:洪性志(ホン・ソンジ)九段(9688点)
8位:金志錫(キム・ジソク)九段(9686点)
9位:元晟溱 (ウォン・ソンジン)九段(9676点)
10位:安成浚(アン・ソンジュン)(9629点)

[ 記事:趙錫彬/資料提供:韓国棋院 ]

囲碁ニュース [ 2024年1月10日 ]

最高の“天才少女”は金恩持九段!


写真:表彰式の様子。

 金恩持(キム・ウンジ)九段が韓・日・中天才少女三国志で優勝を果たした。
 2024年1月4日、韓国棋院囲碁テレビスタジオで行われた「韓・日・中天才少女三国志」決勝で、金恩持九段が呉依銘五段に181手黒中押しで勝利し、頂点に立った。
 3日に行われた2回戦で、日本の仲邑菫三段を破って決勝に進出した金恩持九段は、決勝でも呉依銘五段に勝利し韓・日・中の中で最高の“天才少女”となった。
 1月2日から始まった「韓・日・中天才少女三国志」は呉依銘五段が第1回戦で、金恩持九段が第2回戦でそれぞれ仲邑菫三段に勝利し決勝で優勝を争った。
 優勝インタビューで金恩持九段は「今大会を開いてくださった、サイバーオーロに感謝の気持ちを伝えたい。今大会を通じて、仲邑菫三段の成長を感じ、呉依銘五段とはこれからも良いライバルになりそう。今年の良い出だしとなったので、去年より頑張りたい」と抱負を語った。
 韓国棋院とサイバーオーロが主催し、囲碁テレビの新年特集で行われた「「韓・日・中天才少女三国志」」は全ての対局は囲碁テレビで生放送された。

[ 記事:趙錫彬/資料提供:韓国棋院 ]

囲碁ニュース [ 2024年1月3日 ]

崔精九段、女流国手戦通算6回目の優勝!


写真:表彰式の様子。

 崔精九段が女流国手戦通算6回目の優勝を果たした。
2023年12月22日、韓国棋院囲碁テレビスタジオで行われた第28期ハリム杯プロ女流国手戦決勝3番勝負の最終局で、崔精九段が金彩瑛(キム・チェヨン)八段に235手黒中押し勝ち、総合成績2勝1敗で大会2連覇を果たした。
14日に行われた第1局に187手黒中押しで勝利を収めていた崔精九段は、15日の第2局目には209手白中押し負けで破られたが、最終局で勝利し、6個目の優勝カップを手に入れた。
優勝インタビューで崔精九段は「今日は2023年の最終局だったので勝ちたい気持ちが強かった。数日前に女流棋聖戦で負けて辛かったが、勝つことができて嬉しく思います。今年も応援してくださった方々に感謝し、来年はさらに良い姿を見せたい。」と抱負を語った。
崔精九段は22期大会で初めて決勝に進出してから、今大会まで7年連続で決勝の舞台で戦っている。
一方、金彩瑛八段は最終局までに持ち込んだが、今回も崔精九段壁を越えられず準優勝となった。
持ち時間1時間、秒読み60秒1回で行われた第28期ハリム杯プロ女流国手戦は、韓国経済新聞と株式会社ハリムが主催した。

[ 記事:趙錫彬/資料提供:韓国棋院 ]

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