韓国囲碁ニュース

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囲碁ニュース [ 2021年1月21日 ]

申眞諝九段、初参加した応氏杯で決勝進出!


写真:終局後インタビュー中の申眞諝九段。

 韓国ランキング1位の申眞諝(シン・ジンソ)九段が初出場した応氏杯で決勝進出に成功した。
 2021年1月12日に、韓国棋院と中国棋院で行われた第9回応氏杯世界囲碁選手権準決勝3番勝負第2局目で、申眞諝九段が中国の趙晨宇八段に277手白1目半勝ちで勝利した。
 10日に行われた第1局目でも勝利を収めていた申眞諝九段は総合成績2勝0敗で決勝に進出した。申眞諝九段の決勝進出で韓国は9回大会連続で決勝進出に成功した。
 終局後のインタビューで申眞諝九段は「決勝に進出できて嬉しいが、まだ最後が残っている。決勝までよく準備して必ず優勝したい。」と抱負を語った。
 一方、反対枠は中国の謝科八段が日本の一力遼九段を破って決勝進出を果たした。
 決勝に対戦する申眞諝九段と謝科八段は2000年生まれの同じ年。二人は2017年李民杯世界新鋭最強戦で1回対戦し、その時は謝科八段が勝利した。
 応氏杯の決勝は3番勝負で行う予定で日程は未定。
 1988年に中華台北の大富豪、應昌期氏が創設した応氏杯は應昌期氏が作った「応氏ルール」という特別なルールを使用する。応氏ルールはコミが8目で最後のダメも地になるのが特徴である。
 2016年で幕を閉じた第8回応氏杯世界囲碁選手権決勝5番勝負では、中国の唐韋星九段が韓国の朴廷桓九段を総合成績3勝2敗で破って優勝した。

[ 記事:趙錫彬/資料提供:韓国棋院 ]

囲碁ニュース [ 2021年1月14日 ]

申眞諝九段、辛丑年新年でも韓国ランキング1位!


写真:韓国ランキング1位の申眞諝九段。

 申眞諝九段が2021年の初ランキングでも1位を記録、13か月連続で韓国ランキング1位を守り抜いた。
 去年12月の1ヶ月間申眞諝九段は、南海スーパーマッチで2勝、KB国民銀行囲碁リーグで3勝1敗、中国甲級リーグで8勝2敗をするなど、13勝3敗の成績を記録した。先月よりレーティングポイントを18点失ったが、10233点で1位を守った。
 2位の朴廷桓(パク・ジョンファン)九段はKB国民銀行囲碁リーグで4勝、中国甲級リーグで9勝2敗、南海スーパーマッチで2敗するなど13勝4敗の成績でレーティングポイントを52点獲得し、10010点を記録した。
 去年12月にはKB国民銀行囲碁リーグ、中国甲級リーグ、GSカルテックス杯予選が行い、ランキングにも大きな変化があった。
 先月4位だった卞相壹(ビャン・サンイル)九段は16勝4敗の成績で1年2か月ぶりに3位に復帰、先月3位だった申旻埈(シン・ミンジュン)九段は4位となった。
 先月より三つ上がった金志錫(キム・ジソク)九段が5位、李東勳(イ・ドンフン)九段と姜東潤(カン・トンユン)九段が6位と7位を記録した。先月より一つずつ上がった李志賢(イ・ジヒョン)九段と安成浚(アン・ソンジュン)九段が8位と9位を、先月より三つ下がった李映九(イ・ヨング)九段が10位を記録した。
 10位圏外では6月から40勝3敗の成績を記録している沈載益(シム・ジェイク)四段が32位から15位までランクを上げた。女流ランキング1位の崔精(チェ・ジョン)九段は27位、国会議員から勝負師に戻った曺薰鉉(チョ・フンヒョン)九段は78位を記録した。
 2009年1月から施行されている新しい韓国ランキングはレーティングポイント制度を使用し、棋士の成績に応じて点数を定め、毎月100位まで発表されている。

 
2021年1月の韓国棋士ランキング(1位から10位まで)
  • 1位:申眞諝(シン・ジンソ)九段(10233点)
  • 2位:朴廷桓(パク・ジョンファン)九段(10010点)
  • 3位:卞相壹(ビャン・サンイル)九段(9757点)
  • 4位:申旻埈(シン・ミンジュン)九段(9731点)
  • 5位:金志錫(キム・ジソク)九段(9703点)
  • 6位:李東勳(イ・ドンフン)九段(9678点)
  • 7位:姜東潤(カン・トンユン)九段(9643点)
  • 8位:安成浚(アン・ソンジュン)九段(9587点)
  • 9位:李志賢(イ・ジヒョン)九段(9552点)
  • 10位:李映九(イ・ヨング)九段(9543点)

[ 記事:趙錫彬/資料提供:韓国棋院 ]

囲碁ニュース [ 2021年1月7日 ]

韓国棋院が選んだ2020年囲碁界10大ニュース。


写真:申眞諝九段

1.申眞諝九段、年間勝率記録更新。
 申眞諝九段が76勝10敗88.73%の勝率で李昌鎬(イ・チャンホ)九段が1988年に記録した75勝10敗88.24%の記録を32年ぶりに更新した。
 申眞諝九段は他にも1年間韓国ランキング1位を守り、韓国棋士の中でナンバーワンとなった。

2.世界大会、オンラインで行う。
 今年はコロナで囲碁界にも大きな変化があった。
 一部の世界大会は中止になったが、4月のLG杯を始め、いろいろな世界大会がオンラインで再開された。今後もしばらくは世界大会や国際交流はオンラインで行う予定。

3.申眞諝九段、LG杯を通じて世界大会初優勝!
 申眞諝九段が2000年以後生まれの棋士中で、一番に世界大会タイトルを獲得した。2020三星火災杯で準優勝を記録した申眞諝九段は今年行う第9回応氏杯には準決勝、第13回春蘭杯には準々決勝に進出している。

4.崔精九段、85か月連続で女流ランキング1位を守り抜く。
 今年も女流棋戦は崔精(チェ・ジョン)九段の天下だった。
 女流棋戦で7回連続に優勝を果たした崔精九段は女流棋士の相手に34勝3敗を記録した。

5.コロナの中で新しい棋戦が誕生と復活。
 コロナで大変の中、国内最大棋戦のソパルコサノル最高棋士決定戦が誕生した。
 2016年1月に中断された43年の歴史の名人戦も復活する事が決定、今年の1月に予選を行う。

6.囲碁リーグなど5代リーグ、無事に開催。
 KB囲碁リーグ、KBフューチャーズリーグ(KB囲碁リーグの二軍)、KB女子囲碁リーグ、シニア囲碁リーグ、ルーキーリーグ(新人棋士と院生が参加)の5代リーグはコロナに関係なく、無事に開催された。

7.趙恵連九段と文敏鍾三段の活躍。
 趙恵連(チョウ・ヘヨン)九段は第7期大舟杯シニア最強者戦で女流棋士として初めて優勝を果たした。文敏鍾三段(ムン・ミンジョン)は日本が主催したグロビス杯で中国の強豪を連破して優勝し、多くの囲碁ファン達に自分の名前を知らせた。

8.人工知能の明と暗
 人工知能はプロ棋士から囲碁ファンまで、勉強のために必要な存在となり、人々のレベルアップに大きな貢献をした。しかし、悪用するケースもあり、ネット棋戦の「ORO国手戦」で使用が見つかった金恩持(キム・ウンジ)二段は資格停止1年の懲戒処分となった。

9.コロナでアマチュア大会はほとんど中止
 2020年は残念ながらほとんどのアマチュアの大会がコロナの影響で中止になり、アマ囲碁ファンには寂しい1年となった。
 アマ大会は大勢の人が同じ場所で集まるため、開催が難しかった。

10.囲碁ユーチューバーの活躍。
 2020年はコロナの影響もあり、囲碁ユーチューバーがたくさん増えた。現在ユーチューバーとして活躍しているプロ棋士は20人ほど。サイバーオーロ、タイゼムなど囲碁サイトもユーチューブチャンネルを運営し、新しいマーケティングをしている。

[ 記事:趙錫彬/資料提供:韓国棋院 ]

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