日本囲碁ニュース (碁聖戦)

日本の囲碁ニュース・棋戦情報をお伝えします。
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囲碁ニュース [ 2026年6月30日 ]

佐田が碁聖戦先勝

 6連覇(通算12期目)を期す井山裕太碁聖に佐田篤史七段が挑戦する第51期碁聖戦(新聞囲碁連盟主催)の挑戦手合五番勝負が開幕した。第1局は6月23日に大阪市の日本棋院関西総本部にて打たれ、初挑戦の佐田が白番1目半勝ちを収めた。井山が実利を取る作戦から四隅を確保し、黒の実利対白の模様という碁形となった。井山は左辺に手をつけ、隅の白を取って生きるものの、白は外回りがさらに厚くなりリードを奪う。中央から下辺の白模様への侵入は、佐田が的確に応じて下辺の黒を召し取り、優勢を築いた。だが井山も粘った。右上の黒地に侵入した白を最強に攻めて、一時は逆転する。だが、隅の白の生きと黒地削減を見合いにした「ノゾキ」の好手から、佐田が流れを引き戻して再逆転。細かいヨセ勝負となるが、佐田がリードを手離さずに勝ち切った。日本棋院のYouTubeでは、ヨセの心理的な駆け引きも詳細に解説され、新聞解説の鶴山淳志八段は「名局」と評し、芝野虎丸棋聖は「タイトル戦が初めてとは思えない佐田さんの打ち回しで、2局目以降も楽しみ」と期待を寄せた。佐田はSNSで「次もがんばります」と短いコメントを残している。第2局は、7月10日、大阪市の関西棋院にて打たれる。

囲碁ニュース [ 2026年5月14日 ]

佐田、碁聖戦挑戦者に名乗り

 井山裕太碁聖への挑戦権をかけた第51期碁聖戦(新聞囲碁連盟主催)の挑戦者決定戦が、5月7日、千代田区の日本棋院東京本院にて打たれ、佐田篤史七段が、本命の一力遼名人を破って挑戦者に名乗りをあげた
 互角の立ち上がりから、白番の一力が下辺で攻勢に出る。佐田が巧みなサバキを見せて対抗したが、下辺が一段落した時点では一力がリードを奪った。下辺と、その後の左下の攻防を、佐田は「2カ所つらい生き方にさせられて形勢は悪いと思った」と振り返る。だが、その後、上辺の白模様を深々と荒らす勝負手を繰り出し、激しい戦いに突入した。一力は本気の取りかけに向かったが、やや打ち過ぎだったようだ。佐田のカウンターの切りが入り、逆に白がシノギに回る展開になる。難解な局面の中、一力が「ふがいないミス」と振り返る一手が敗着となった。右上の白を召し取った黒が勝勢となり、そのまま一力を投了に追い込んだ。一力は「大事なところでなかなかうまくいかない内容が続いていますけれど、切り替えてやっていきたい」と無念のコメント。佐田は「読んで勝ったわけではなかった。見落としもあったのですが、ギリギリ勝っている状態で運がよかった」と本局を振り返ったのち、「デビューが16歳。決して早くない。元々『挑戦』なんて、『目標』というより『夢』に近い棋士人生を歩んできた。今日もこんなチャンスが回ってきただけでも光栄なことで、力を出しきれたらいいと思って打ったのが、よい結果につながった」と勝利をかみしめ、「これでやっと岡山や大阪でお世話になった方々に、まず一ついい報告ができるので、それはうれしいです。また次のいい報告ができるようにがんばっていけたらと思います。(五番勝負は)井山さんと打てるというのが何より財産になります。当日どういう気持ちになるかわかりませんが、これから1か月、自分の準備に集中して過ごしていけたらと思います」と喜びと抱負を語った。五番勝負は6月23日に大阪市北区の「日本棋院関西総本部」にて開幕する。

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