中国囲碁ニュース
中国の著名な棋戦情報をお伝えします。
中国からの囲碁ニュースを皆様にお伝えします。
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2022年に開催予定だった杭州アジア競技大会は、新型コロナウィルスの流行により1年延期され、中国体育総局の取り決めにより、中国選手団の出場選手全員が代表資格を再選抜する必要があるため、中国囲碁チームは2023年4月と5月に浙江省衢州市と台州市天台県で2段階の合宿と選抜戦を実施した。昨年資格を獲得した棋士は直接第2段階に進むことになるが、この優遇措置は、結果からわかるように、寛大ではなかった。
4月7日から16日まで、浙江省衢州市で選抜戦第1段階の7回戦が行われ、男性16名、女性12名の中からそれぞれ4名が選ばれ、第2段階に進んだのは、男子の李欽誠九段(24歳)、楊楷文九段(26歳)、趙晨宇九段(24歳)、羋昱廷九段(24歳)である。女子では方若曦五段(21歳)、呉依銘五段(16歳)、唐嘉雯四段(19歳)と汪雨博五段(27歳)である。
5月12日から31日まで、浙江省天台市で大長征の男子9回戦と女子14回戦の第2段階が開催された。男性10人中6人、女性8人中4人という入選資格の争いが大荒れの状況となった。第1段階の突破者は全員選出され、昨年アジア競技大会の選手になった6人の棋士のうち、席を維持したのは柯潔九段(32歳)、楊鼎新九段(25歳)だけだった。柁嘉熹九段(32歳)、李軒豪九段(28歳)、范廷鈺九段(27歳)、辜梓豪九段(25歳)はいずれも敗退した。女子でも於之瑩七段(24歳)と李赫五段(31歳)のみが勝ち残り、周泓余七段(20歳)と陸敏全六段(24歳)が敗退し、汪五段と呉五段が代わった。
( 記事/写真:易非 )
中国の第9回中信不動産杯女子囲碁甲級リーグは2021年12月に閉幕し、2022年の第10回は年間を通じて沈黙し、2023年5月14日にようやく貴州省銅仁市で開幕したが、コロナ流行の影響で1年間の中断期間があった。
第10回中国女子囲碁甲級リーグには引き続き10チームが参加し、韓国の呉侑珍九段(25歳)、金彩瑛八段(27歳)、金恩持五段(16歳)、日本の仲邑菫三段(14歳)を含め40名が参加した。最初の4回戦は外国人選手(助っ人)との対局は依然としてオンライン対戦だったが、6月13日からは対面対局に変更された。仲邑菫三段は福州市で行われたホーム&アウェーの第5回戦で中国新鋭の徐海哲二段(15歳)を破り、初勝利を挙げた。
各チームの構成:
チーム名 | 棋士 | 外国人選手 | コーチ |
---|---|---|---|
江蘇 | 於之瑩六段(25)、王晨星五段(32)、李思璇三段(17) | 金彩瑛八段 | 丁波五段(53) |
上海 | 芮乃偉九段(59)、唐奕四段(35)、唐嘉雯四段(19)、王香如初段(33) | - | 劉世振七段(45)、江鋳久九段(61) |
杭州雲林 | 周泓余七段(21)、方若曦五段(21)、徐海哲二段、丁柯文初段(16) | - | 陳瀟楠四段(34) |
成都 | 陸敏全六段(24)、趙奕斐四段(23)、李小渓四段(16)、黑嘉嘉七段(29) | - | 張璇八段(55) |
浙江 | 汪雨博五段(27)、陳一鳴四段(30)、潘陽四段(26)、陳晨初段(21) | - | 陳臨新九段(60)、藍天四段(33) |
杭州智運 | 呉依銘五段(16)、高星四段(27)、儲可児二段(20)、祝菲鴻初段(15) | - | 汪涛六段(33) |
上海清一 | 宋容慧五段(30)、魯佳三段(34)、張子涵三段(29) | 金恩持五段 | 劉軼一初段(49) |
山西 | 李赫五段(31)、王爽五段(28)、李鑫怡三段(23) | 呉侑珍七段 | 李魁三段(42) |
山西張壁 | 李小渓四段(29)、馮韵嘉初段(16)、厳惜驀初段(16)、岳佳妍初段(15) | - | 李瑩二段(49 |
福建 | 羅楚玥四段(21)、高若環初段(23)、杭小童初段(22) 中邑菫三段 | 中邑菫三段 | 王剣坤七段(60) |
( 記事/写真:易非 )
中国囲碁界最古のタイトル戦である天元戦は4月14日と16日、江蘇省蘇州市同里古鎮で第37回を閉幕した。 決勝では、「逸をもって労を待つ」羋昱廷九段(27歳)が挑戦者の党毅飛九段(29歳)を2-0で破り、2連覇を達成し、優勝賞金40万元(約800円)を獲得した。
天元戦は新型コロナウイルス感染症が流行した3年間で中断されなかった数少ない棋戦の一つ。第34回が2020年に始まった当時、中国には厳格な防疫措置がなかったが、決勝戦は同年の12月初旬に延期された。3連覇を果たした連笑九段(29歳)は、この挑戦シリーズで楊鼎新九段(24歳)に敗れた。2021年の第35回と2022年の第36回では、オンラインと対面対局の異なる方式で決勝戦が行われ、辜梓豪九段(25歳)と羋昱廷九段が頂点に立った。3年間で3人の優勝は、「連覇が続く伝統がある」中国天元戦史上、前例のないことである。
2023年には対面対局に戻り、本戦から5連勝を遂げた挑戦者の党毅飛九段に向けて、羋昱廷九段が「伝統を守り」、劉小光九段(63歳)、聶衛平九段(70歳)、馬暁春九段(58歳)、常昊九段(46歳)、古力九段(40歳)、陳耀燁九段(33歳)、連笑九段に続き、7人目の天元防衛を果たした。
( 記事:易非 / 写真提供:sinaサイト )
中国女流国手戦は不運が多く、2012年と2013年に陝西省で二度開催された後、長期中断されていた。2021年は「復活」を図る陝西省渭南市白水県の後援を頼りに、予選は同年10月上旬に江蘇省無錫市で開催された。そして、本戦は10月末にリンゴの熟期に合わせてリンゴの産地である白水県にて開催予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響で7、8回ほど延期を重ね、ようやく2023年3月31日から4月3日まで行われた。棋戦も3年間、不可抗力の対象となっている。
2021年の予選では、8名の棋士がトーナメント戦で勝ち抜き、直接本戦枠の8名と合流した。 2023年の本戦開始前、王祥雲三段(33歳)と王晨星五段(31歳)はともに妊娠しており、子供もいたため、時期次第では出場することができなかった。 今回、2人は第1回戦で対戦し、王五段が勝利した。 一世代のレジェンドである芮廼偉九段(59歳)も28歳年下の蔡碧涵四段(31歳)に勝利し、わざわざ駆けつけたファンから花を受け取った。
しかし、中国女子囲碁の最高峰は「二魚の時代」となり、「大魚」於之瑩七段(20歳)が王爽五段(27歳)、王晨星五段、趙奕斐五段(23歳)に連勝し、決勝戦は「小魚」周泓余七段(20歳)との対局となった。決勝戦は千年古刹の倉頡寺で行われ、女流ナンバーワン棋士の威信を誇示し、於之瑩七段は白番で細かい碁であったが勝利を収めた。ちなみに、女流国手戦の優勝賞金は20万元(約400万円)である。
( 記事/写真:易非 )
2023年3月4日、5日、第22回中国西南王戦は四川省の成都市で開かれた。この棋戦は参加者が16人に限られている地方棋戦に過ぎないが、毎年、一度も中止されたことはなく、コロナ流行の三年間も開催されてきた。近年、トーナメントの影響力を広げるため、西南王戦は有名な世界戦優勝棋士を特別に招待している。羋昱廷九段(27歳)、丁浩九段(22歳)など、中国西南地域の囲碁チームとは関係がない人気棋士も出場して盛り上がりを見せている。
第22回中国西南王戦の1回戦はさっそく激しい対戦になった。中国囲碁ランキングの1位、2位を占めている李軒豪九段(28歳)、柯潔九段(25歳)が抽選で当たってしまった。この「運命の対決」の戦況は何度も変わったが、最後に柯九段が逆転勝利を収めた。8強戦でも柯九段は、新鋭の劉宇航六段(21歳)との対戦で再び逆転勝ちしたが、残念なことに、準決勝でライバルの唐韋星九段(30歳)に負けてしまった。
2022年に助っ人として成都チームに入った范廷鈺九段(26歳)は初めて西南王戦に出場した。雲南チームの柳琪峰五段(23歳)、重慶チームの傅健恒二段(16歳)、チベットチームの陳耀燁九段(33歳)に連勝し、決勝戦では貴州出身の唐九段に勝った。初出場で見事、優勝を収めた。ちなみに、西南王戦の優勝、準優勝賞金は25万元、12万元である(約480万円、230万円)。
( 記事/写真:易非 )
西南王戦と同じく、天元戦も中国囲碁界では珍しくコロナの影響を受けることなく続いてきた棋戦である。2023年3月7日、第37回同里杯中国囲碁天元戦は開幕式を迎えた。棋戦は7日間で迅速に6回戦を行った。48名の選手から一人が選ばれ、前回の天元の羋昱廷九段(27歳)と4月中旬に江蘇の蘇州同里鎮で対戦する予定である。
天元戦ではスター棋士が集まった。柯潔九段(26歳)、李軒豪九段(28歳)、丁浩九段(22歳)、范廷鈺九段(26歳)、王星昊八段(19歳)など、ベテランや新鋭が一堂に会した。しかし、最後に笑ったのは30歳近くの党毅飛九段(28歳)だった。党九段は2017年に一度世界大会で優勝して以来、成績は低迷しており、国内棋戦に至っては長年一冠も取れていない状態だった。ベテラン棋士が囲碁AI時代のもとで前進し続けるという意志を改めて明らかに示している。
党九段は彭立堯八段(31歳)、檀啸九段(30歳)、謝科九段(23歳)、丁浩九段及び連笑九段(28歳)に勝ち続け、再び天元になるという連九段の野望を打ち砕いた。それに対し、ランキング上位の李九段と柯九段はそれぞれそれあまり知名度のない陳賢八段(25歳)、蒋其潤七段(22歳)に負けてしまった。囲碁の世界ではどんなことも実現できる可能性がある。
( 記事/写真:易非 )
「コロナ流行」から3年を経て、第5回SENKO CUPワールド碁女流最強戦は3月3日から5日まで、東京にて久しぶりの対面対局が実現した。これは、囲碁界でネットを利用して対局する必要が生じて以来、3 年ぶりのことだった。
中国チームの渡航は容易ではなく、パスポートやビザなどの手続きに十分な時間を確保する必要があったため、1月の正月休み期間中に選抜戦が行われた。周泓余六段(20歳)は三番勝負で第一局負けても、於之瑩七段(25歳)に2-1で逆転勝ちを収め、初めてSENKO杯の中国代表となった。於七段は今までのSENKO杯で 3 度優勝しているが、今回は若い世代にバトンを渡した。
ビザの申請手続きも紆余曲折あり、2回の申請を経て、3月1日の出発前日にようやく3年ぶりの海外渡航資格を取得でき、中国チームはとても感動しただろう。しかし、2月から3月までは北京―東京便が1日1便しかなかったため、中国チームは夜間の着陸を余儀なくされた。開会式には出席できなかったが、幸い試合には影響はなかった。
周六段は1回戦で大きく優勢だったものの重大なミスを犯し、最後は辛うじて牛栄子四段(23歳)に逆転勝ちを収めた。準決勝戦では前回優勝者の上野愛咲美四段(21歳)に勝ったが、決勝戦で強豪の崔精九段(26歳)に敗れた。崔九段は、4 年間の苦闘の末、ついにSENKO CUPで優勝した。
( 記事:易非 / 写真提供:兪斌九段 )
2022年半ばに開幕した第5回博思ソフト杯中国囲碁新人戦は、新型コロナウイルス流行の影響で延期が続き、2023年の2月27日から3月2日まで、福建省福州市にて幕が下りた。優勝の王星昊八段(19歳)は、2023年に参加年齢基準(男性18歳未満)を超え、コロナ流行下の稀な“オーバーエイジチャンピオン“となった。
中国新人戦は今までトーナメント方式を採用していたが、今回は出場試合数を増やすため、8名の若手棋士による総当たり戦に変更し、優勝を決めることになった。さまざまな条件に制限され、総7回戦のリーグは過密なスケジュールで進行し、わずか4日間であっという間に終了した。
2022年7月、予選2回戦と本戦2回戦を経て、8名の若手棋士が進出した。総当たり戦では、出る杭となった王星昊八段が7回戦全勝で勝ち抜き、無敗で新人戦の卒業を迎えた。葉長欣(16歳)は5勝2敗で準優勝、以下、陳豪鑫五段(19歳)、胡子豪四段(16歳)4勝3敗、張柏清3段段(19歳)3勝4敗、邱禹然二段(14歳)、金禹丞四段(18歳)2勝5敗、張歆宇初段(14歳)1勝6敗。ちなみに、優勝と準優勝の賞金は 12万元と7万元である(約230万円と130万円)。
( 記事:易非 / 写真提供:sinaサイト )
2022年華為携帯杯中国囲碁甲級リーグは、当初12月に四川省成都で最終ラウンドを開催する予定だったが、新型コロナウイルスの流行により2023年2月に延期された。蘇泊尓杭州チームはスーパー助っ人の申真諝九段(22歳)が率いて、チームに弱点のない連笑九段(28歳)、李欽誠九段(24歳)、謝科九段(23歳)とともに2連覇を達成し、中国囲碁甲級リーグで通算6回目の優勝となった。
2019年から、中国囲碁甲級リーグは“レギュラーシーズン”と“プレーオフ”の2つに再編成された。プレーオフでは順位による逐次挑戦トーナメント制で、優勝、準優勝と2つの降格チームが決まる。レギュラーシーズン最下位の河南開封と上海清一チームには強力な主力選手がいないため、降格争いにはあまり緊張感がなく乙級に降格した。一方、チャンピオンシップの競争は非常にエキサイティングであった。時越九段、朴廷桓九段、柯潔九段で豪華なメンバを組んだ深圳チームは、レギュラーシーズンでの結果が振るわず、プレーオフで追いつくのに遅れ、準決勝戦で江蘇省チームに止められ、最終的に3位になった。蘇泊尓杭州チームの準決勝戦と決勝戦では、浙江チームと江蘇チームに抑えられ、2ラウンドとも2-2で引き分け、すべて主将戦の結果でチームの優勝を決めた。
中国人以外の助っ人は個人賞の選考に参加していないため、昨年MVP棋士賞を受賞した謝科九段に引き続き、今年のMVPは、再び蘇泊尓杭州チームの李欽誠九段に授与されたが、彼らはいずれも絶対的な主将ではないため、非常に物議を醸している。最多勝賞の李軒豪九段(27歳)と最優秀主将の李維清九段(22歳)もチームメイトを助けることができず、重慶と上海のチームの順位は満足のいくものではなかった。また、新人賞の葉長欣二段(16歳)が所属する上海清一チームは、残念ながら降格となった。ちなみに、中国囲碁甲級リーグの優勝と準優勝の賞金は、それぞれ100万元と50万元 (約 2,000万円と1,000万円)である。
( 記事/写真:易非 )
2023年2月1日、第27回LG杯朝鮮日報棋王戦が優勝を決めた。この伝統ある囲碁世界戦が3年ぶりに対面式で決勝戦が行われた。三番勝負で世界王者に初挑戦した丁浩九段(22歳)が、2大会回連続でLG杯決勝に進出した楊鼎新九段(24歳)を2-0で破り、前者は初優勝、後者は2年連続準優勝となった。これで丁浩は中国囲碁協会所属棋士の中で22番目の世界チャンピオンとなった。ちなみに、LG杯の優勝賞金は3億ウォン(約3000万円)で、2019年に中国が賞金分配制度を変更したため、2億ウォン以上の税引き後の金額はすべて丁浩に帰属する。
しかし、今回の対局は異例の影に包まれた。中国の防疫政策の大幅な調整に伴い、2022年12月21日の第14回春蘭杯世界囲碁選手権の準決勝戦後、1月30日の第27回LG杯決勝戦の第1局が始まる前まで、中国囲碁界では40日間プロの棋戦が休止された。また休止期間中の2022年12月30日、中国囲碁協会は楊鼎新九段に諸事情により半年間の出場停止処分を下した(第27回LG杯の決勝戦と団体戦を除く)。決勝戦までたどり着いた楊九段は、27回LG杯が終わった後、5月に始まる28回LG杯に参加できない可能性がある。
技術の進歩と時代の発展に伴い、元々は穏やかな囲碁界も、優雅さのベールを脱ぎ捨て、古い定義やルールが書き直され、競技囲碁はさらに激動し、新しいチャンピオンを決めるのも以前ほどエキサイティングに感じられないかもしれない。
( 記事:易非 / 写真提供:sinaサイト )
コロナ感染拡大の影響で、2020年から2022年までの3年間、毎年恒例の中国囲碁団体戦、大手合い、個人戦のいわゆる「三大合戦」はバラバラとなった。大手合いは2021年に1回のみ開催され、個人戦は3年間中断したままで、団体戦は甲級リーグの昇格と降格を引き受けるため、男女乙級リーグは3年間保証されたが、丙級リーグは2020年、2021年には行われなかった。
2022年11月15日から23日まで、ようやく中国囲碁丙級リーグが江蘇省無錫市で男子・女子乙級リーグと合同で開催された。しかし、各地での防疫政策の制限により、男子乙級の16チームを除いて、男子丙級と女子乙級のチームは、2019年の32チームと17チームから19チームと12チームに減り、コロナの下で棋戦展開の難しさが見受けられる。
今年の団体戦で最大のニュースは、7年間で48勝1敗という奇跡の記録を打ち立てた崔精九段(26歳)が女子乙級リーグに招かれず欠場したことである。韓国の鄭有珍三段(16歳)は「最強の助っ人」として、広東チームを率いて女子囲碁甲級リーグに戻った。広東チームは2021年に女子甲級リーグから乙級に降格し、2020年に降格した成都女子チームも広東チームに続いて甲級復帰に成功した。
鄔光亜七段(32歳)と蔡競六段(29歳)が率いた上海チーム、山西チームは、2023年に男子乙級リーグから男子甲級リーグに昇格した。北京チームは予想外にも「2回連続で転落」、2021年に乙級に落ちた後、2022年にはさらに丙級に落ちた。中日友好チームは6年間乙級に所属していたが、今年は残念ながら丙級に降格した。 中華台北は丙級リーグ1位で乙級リーグに昇格し、来年は乙級に2チームが所属することになる。
( 記事/写真:易非 )
1979年から現在まで、世界アマチュア囲碁選手権は2003年と2020年の流行病による2度の中止を除いて毎年開催されており、最も歴史の長い世界囲碁大会である。21世紀に入ってからは、国際囲碁連盟がローテーションで中国、日本、韓国で開催され、2022 年には、国際囲碁連盟の輪番議長が 2 年間中国で担当となった。
6月に予定されていた第42回世界アマチュア囲碁選手権と国際囲碁連盟の再選は、さまざまな要因の影響で延期されており、これまでのところ、新しい輪番会長の候補者はまだ選出されていない。世界アマ選手権は11月23日から12月4日まで、ネットのみで対戦が行われた。
45の国と地域にそれぞれ1名の選手が出場し、6回戦を経て、中国の白宝祥(29歳)が6勝0敗で、2011年、2016年、2017年に続いて4度目の優勝を収めた。韓国、香港、フランス、日本、中華台北の選手はいずれも5勝1敗で、2位から6位までの順位を決めた。
2023 年の第 43 回世界アマチュア囲碁選手権は引き続き中国で開催される予定である。
( 記事/写真:易非 )
第14回春蘭杯世界囲碁選手権が3月22日に開幕され、中国、日本、韓国、欧州、米国のトップ棋士24人が激戦を繰り広げ、2回戦を経て、中国棋士5名、韓国棋士3名が準々決勝に進出した。
長年の春蘭杯の伝統に従い、準々決勝と準決勝戦は12月末に再び行われる。12月19日と21日、中国棋士5名が浙江省平湖市に移動し、「当湖十局囲碁テーマパーク」にパソコンが設置され、ソウルの韓国棋院にいる申眞諝九段(22歳)、卞相壹九段(25歳)、申旻埈九段(23歳)とともに、2022 年最後の囲碁の世界選手権をオンラインで戦う。
注目を集めていた中韓一位争いは再び一方的なものとなり、柯潔九段(25歳)は中盤で申眞諝九段に完敗し、異次元の強さを感じさせた。しかし、中国ランキング2位の李軒豪九段(27歳)が楊鼎新(24歳)九段、申眞諝九段に連勝し、自身初のワールドシリーズ決勝進出を果たした。一方、卞相壹九段は李維清九段(22歳)と唐韋星九段(29歳)との対局で逆転勝ちを収めた。
春蘭杯最後の舞台に上がる李軒豪九段と卞相壹九段は、どちらも世界戦で優勝したことがなく、世界選手権決勝の経験もない。なお、決勝戦三番勝負は2023年の夏に行われる予定である。
( 記事/写真:易非 )
例年、100人以上のプロ棋士が参加する阿含・桐山杯中国囲碁早碁戦は、新型コロナウイルスの流行を鑑みて年内に棋戦結果を出すスケジュールを組み、2022年の第23回では参加選手の枠が40名に縮小し、アマチュア選手の予選枠も取り消した。
2022年は中日国交正常化50周年にあたり、阿含・桐山杯は中日両国の唯一の囲碁対抗戦として、中国体育総局の記念事業に選ばれた。第23回は9月26日にオンラインでスタート、10月に決勝進出者2名が決定し、12月16日に浙江省平湖市で優勝を決めた。
古くから中国囲碁界で「早碁の王」と呼ばれてきた李欽誠九段(24歳)は、早碁の実力を存分に発揮し、檀嘯九段(29歳)、周睿羊九段(31歳)、楊鼎新九段(24歳)、時越九段(31歳)という4人の世界チャンピオン獲得者に連勝し、準決勝で元阿含・桐山杯優勝者の黄雲嵩九段を破り、決勝で謝爾豪九段(24歳)に逆転勝ちを収め、初優勝を飾った。中国阿含・桐山杯の優勝・準優勝の賞金は20万元と8万元(約380万円と150万円)である。
12月17日、浙江省平湖市の「当湖十局囲碁テーマパーク」で、李钦诚九段が日本の第29回阿含・桐山杯優勝の平田智也七段(28歳)をオンライン対戦で破り、中日阿含・桐山杯対抗戦中国代表で17勝目を挙げた。
( 記事/写真:易非 )