日本囲碁ニュース (その他)

日本の囲碁ニュース・棋戦情報をお伝えします。
日本で行われている囲碁のイベントや棋戦情報を皆様にお伝えします。

囲碁ニュース [ 2024年2月13日 ]

上野梨紗女流棋聖誕生

仲邑菫女流棋聖の1勝、挑戦者の上野梨紗二段の1勝で迎えた第27期ドコモ杯女流棋聖戦挑戦手合三番勝負(株式会社NTTドコモ協賛)の最終局が、2月5日、千代田区の日本棋院東京本院にて打たれた。多くの報道陣が見守る中、上野が黒番中押し勝ちを収め、初タイトルを獲得した。序盤は互いの個性を出しながら互角に進んだが、中盤に入り、右辺の折衝で黒がややポイントをあげリードを奪う。勝負強い仲邑が難しい局面に持っていくものの、上野も緩まず最強手を繰り出し続け、「左辺のワリコミを打て(優勢が)はっきりしたかなと思いました」と振り返る。その後の左辺のコウ争いで戦果をあげてリードが広がり、仲邑が無念の投了を告げた。終局後はしばらく言葉が出ず悔しさを噛みしめていた仲邑だが、記者会見では「強くなるチャンスだと思います」と前を向いた。上野は「第1局の内容をみたら、ちょっと厳しいかなと思っていました。勝ったことのない(第1局を終えて、対仲邑戦は7戦全敗)菫ちゃんが相手で、ずっと自信がなかったのですが、タイトルを獲ることができて、ビックリしているのと、嬉しい気持ちです」と満面の笑みで喜びを語った。また、「姉(上野愛咲美新人王・女流名人・女流立葵杯)から、形勢がいいときはもっと厳しく打てとアドバイスを受けていた」、「昨年から一番勉強できていると思うので、それが結果についてきてうれしい」と成長の理由を明かし、「世界戦で活躍できるように、努力していきたい」と抱負を語った。

囲碁ニュース [ 2024年1月30日 ]

女流棋聖戦、最終局へ

 14歳の仲邑菫女流棋聖に17歳の上野梨紗が挑戦――初の10代同士、史上最年少タイトル戦として注目を集める第27期ドコモ杯女流棋聖戦挑戦手合三番勝負(株式会社NTTドコモ協賛)が開幕した。仲邑は、韓国棋院への移籍が決まっており、日本での最後のタイトル戦としても注目が集まっている。1月18日に神奈川県平塚市の「ホテルサンライズガーデン」で打たれた第1局は、互いに譲らぬ展開から仲邑の読みが上回りリードを奪うと、その後も隙を見せぬ最強手を選び続けて圧倒し、白番中押し勝ちとした。25日に千代田区の日本棋院東京本院にて打たれた第2局は上野が見せた。布石は黒番の仲邑がややリードを奪うが、その後、右下と上辺の折衝で上野がポイントを重ね、左辺の黒模様の消しに向かう。劣勢を意識した仲邑がこの白を取りに向かうが、上野は周囲の黒の薄みを突き、逆に黒を取ってリードを広げ、白番中押し勝ち。1勝1敗として、勝負は最終局に持ち越された。上野は「菫ちゃんには初めて勝てた。いいところなく終わるのが嫌だったので、一つ返せてホッとしている」と笑顔を見せた。敗れた仲邑は「悪そうな手を連発してしまった。次は反省点を生かしたい。(敗戦は)仕方ないと思っている。むしろもう一局打てるので、すごく楽しみにしている」と語った。第3局は、2月5日、千代田区の日本棋院東京本院にて打たれる。

囲碁ニュース [ 2024年1月29日 ]

ジャンボ囲碁十五人団体戦

 1月28日、日本棋院東京本院で「第51回ジャンボ囲碁十五人団体戦」が開催された。1チーム15名という大型の団体戦で、愛好会、研究会、碁会所ごとと様々なチームが参加している。今回は27チームがAクラス15チーム、Bクラス12チームの2つのクラスに分かれて4回戦の熱戦を繰り広げた。
 Aクラスは昨年優勝の大熊義塾と2位のバトリアヌス帝国による全勝決戦となった。大熊義塾はアマ名人本因坊の大関稔さんが主将を務め、副将にも世界アマ日本代表経験のある森川舜弐さんという布陣。対するバトリアヌス帝国は学生囲碁界の覇者川口飛翔さんに棋聖戦Cリーグ経験のある栗田佳樹さんという顔ぶれ。現在のアマチュア囲碁界を代表するメンバーを擁したチーム同士の決勝は8-7で大熊義塾が制し2連覇となった。バトリアヌス帝国は2大会ぶりの優勝はならなかった。
 Bクラスは団碁汁おかわりと囲碁将棋喫茶樹林による全勝決戦となった。団碁汁は何年も参加している強豪チームで、Aクラスにもチームを出しておりそちらは平岡聡さんが主将を務めている。囲碁将棋喫茶樹林は新橋にある囲碁将棋ができ食事もできる場所として人気がある。主将は囲碁インストラクターで東京都代表経験多数の井場悠史さんが勤める。結果は9-6で団碁汁おかわりの優勝となった。
 ジャンボ大会は年に一度の大型団体戦として毎年多くのチームが参加し、32チームの定員がすぐに埋まるという人気大会であったが、昨年コロナ後3年ぶりに再開されてが、この2年は定員に達していない。コロナによる中断で大人数の団体の集まりが制限されていたことにより活動再開が難しい団体が多いということであろうか。

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