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定石について [5]小目の定石-一間ガカリ-ツケ引き、受け

定石は、昔から伝えられてきた部分的に正しい打ち方のことです。有段者、高段者になれば着手の意味をしっかりして定石ではない手を打つこともできますが、はじめのうちはいくつかの基本定石を覚えておくことが上達の早道になります。 続きを読む

●定石について


1図

[5]小目の定石-一間ガカリ-ツケ引き、受け
 星と並んでよく打たれているのが小目です。白からの主なカカリはaの一間高ガカリbの小ゲイマガカリ、cの大ゲイマガカリです。この3種類に対する基本定石をいくつか覚えておけば、実戦でもすぐに役に立ちます。


2図

 白1のカカリに対して、黒のよく打たれている受け方はaのハサミ、bのツケ、cのケイマの3通りです。中でももっともよく打たれている、bのツケから覚えておきましょう。


3図

【定石1】
 白1に黒2、4のツケ引きから黒6とトンで隅の実利を確保し、白7と上辺にヒラいて一段落です。白7は左上に白がいるような状況の場合、白aと高くヒラくのも有力です。隅の黒はしっかりした形なので、このあとの右辺の価値は小さくなります。


4図

 黒1のツケに白2とハネ出してきたら黒3と切ります。白4とアテられても黒5とノビれば、次に黒aには白b、黒bには白aで黒は取られることはありません。白2のハネ出しは無理手です。


5図

 白が3図白5のツギを手抜きした場合、黒1と切るのが大きな手です。白は後に白2、4と打つのが一つの方たちです。高段者になれば黒1で上辺をハサむような工夫をすることもありますが、まずは黒1の切りが大きな手であることを覚えてください。


6図

 白1のツギに対して、黒2と上辺をヒラくのは白3とツケられます。黒4から白13までは一つの形ですが、黒は低位に押し付けられ、白は厚くなりますから、特殊な状況をのぞいて、3図黒6のトビを手抜きするのはよくありません。


7図

【定石2】
 白1から黒4までは3図と同じですが、ここで白5とカケツぐのもよく打たれている定石です。同じく黒6とトビ、白7と一路広くヒラきます。プロの世界ではいろいろと工夫されている形ですが、まずは3図と本図の定石を覚えましょう。


8図

 白1、黒2のときに白3から5と打ってくる可能性があります。このあと黒aと打てば大ナダレ定石、bとハネれば小ナダレ定石となりますが、そのように打つと、高段者でも理解するのことができないほど、難解な変化になってしまいます。


9図

【定石3】
 黒2の下ツケに白3、5とナダれてきたら、黒6とツグのが簡明でおすすめです。白7のノビには黒8とトビ出して、やはり隅の実利を確保することができます。白9とカケツげば普通で、これで一段楽です。
 白9は手を抜いてくる可能性もありますが、そのときは後に黒aのハサミツケやbのハネを狙いに残します。


10図

【定石4】
 9図のようになると、白に右辺へ向かう勢力を作られてしまいます。どうしてもそれが嫌な場合は、白1のカカリに黒2とケイマに受けます。これなら白が右辺に向かうことはありません。ただ、隅の黒地が3図の定石よりかなり少ないので、今はあまり打たれなくなりました。
 とはいえ、簡明な形なのでこの定石も覚えておくといいでしょう。