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2日目…地を広げる - [4]布石の考え方

囲碁は自分の陣地を広げて、相手よりたくさん作った方が勝ちになるゲームです。自分の陣地を「地(じ)」と言って、碁盤の上の19×19路の線の交差点の一つ一つを、何目の地と数えます。この自分の地を互いに増やし合うのと同時に、相手の地を減らしていきます。自分の地を10目増やすのと、相手の地を10目減らすのは同じ価値があるからです。そこで、さまざまな争いが起こり、複雑なゲーム性が生まれるのです。少しずつ、ゲームのコツを覚えていきましょう。 続きを読む

●2日目…地を広げる

[4]布石の考え方

 碁を打ち初めのころを「序盤」と言います。少し石数が増えて込み入ってきた段階が「中盤」で、最後のころが「終盤」と覚えてください。その「序盤」の打ち方を「布石(ふせき)」といいます。
 13図 布石は、ゆったり打ちましょう。黒1、黒3、黒5は矢印→の方向にゆったり幅がありますから、大きな地ができそうです。けれど、白2、白4、白6は矢印の方向が狭く、可能性が小さく思えませんか。
 
13図
 14図 黒1、黒3は前図と同じです。白2と白4を端っこから中の方にずらしてみました。白の陣地がだいぶ大きくなってきました。次いで、黒は右の方を広げるのに、黒5と遠慮するくらいかもしれません。白6と堂々と広げて、黒の陣地に対抗できています。このように、工夫をしながら打つのが、囲碁の楽しいところです。  
14図
【応用】15図 前回は白が工夫して立派な陣地を作りましたから、黒もそれを上回る工夫をしたいのです。黒1と白2は同じです。黒3が新しい工夫で、白4なら黒5とどんどん広げます。これなら矢印の方向が、黒の方が白より大きく見えますね。  
15図
 16図 では、今度は黒の陣地の中に、白6と飛び込んでみたらどうでしょうか。黒地になりそうなところが、白地に変わるかもしれません。この後は、次の図を見ていただきましょう。   16図
     
 17図 次に、黒1と白の広がりを止めれば、白2から白6まで小さくとも白地を作ります。元々あった黒の陣形はガラガラになってしまいます。このように、相手の邪魔をするのも立派な作戦です。   17図
     
【実戦例①】18図 実戦例です。黒1と白2は分かりやすい打ち方です。黒3と打たれると、白2から広げる方向を黒に止められましたから、白4と右下に方向転換しました。黒5で左下を広げましたから、白も白6と右の方を広げます。このように石があちこち散らばると、何が起こっているのが把握するのが大変です。この後は、どう打ったらいいのか悩みますね。その悩むことが、囲碁の楽しみでもありますし、上達の元にもなりますから、大いに悩みましょう。   18図
     
 19図 次に、黒1、白2から続けて、黒7まで左下が黒の大きな陣地になりました。白も右の方と左上が白地になりそうです。   19図
     
【実戦例②】20図 黒1と黒3で右下が大きな陣地になりそうです。そこで、白4と黒の陣地に飛び込んできました。相手の作戦の裏をかいて、右下を白の陣地に変えてしまおうとしています。黒5は白が増える方向を止めました。白6から白8と小さくても白の地を確保して、次に白10と転じて左上の白の陣地も作ろうとしています。   20図
     
 21図 次に、黒1と白の進出を止めながら、左下を黒の地にしていきます。白2から白6まで、左上の白地を増やします。黒も黒7、黒9で右上の黒地を増やして対抗します。白12までとなった図の全体を見てください。黒は右上と左下に地ができています。白は左上と右下を確保しました。こういうふうに、お互いに地を増やしながら打つのが、基本的な打ち方です。   21図
     
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●2日目…地を広げる
[1]9路盤と19路盤 [3]初めの10手 [3]初めの10手 [4]布石の考え方
[5]効率のいい打ち方 [6]自分の地を増やす [7]相手の地を減らす
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