アメリカ囲碁ニュース

アメリカの囲碁ニュース・棋戦情報をお伝えします。

囲碁ニュース [ 2025年6月23日 ]

「Teacher of the year」にジェイク・ジンホー・キム氏

囲碁指導に特に貢献した人物を米国囲碁財団(AGF)が表彰する「Teacher of the year」2025年版に、ジェイク・ジンホー・キム氏が選ばれた。キム氏は17歳で、過去の受賞者の中で最も若い。
キム氏は韓国出身で、李世乭や朴廷桓といった名手を生んだ権甲龍氏の道場に学んだ。2022年以来、カリフォルニア州サンディエゴ近郊のラホヤの高校や教会、図書館、高齢者養護施設などで積極的に囲碁普及に励んできたほか、囲碁を認知症リスク削減や世代間コミュニティ醸成に用いるためのNPO「Go for a Better World」を立ち上げた。
キム氏は「権甲龍先生が、ドイツのチェスプレーヤーであるエマニュエル・ラスカーの言葉を引いて、『もしもよい手が見えたら、もっとよい手を探しなさい』と常々言っておられました。これは囲碁だけではなく人生にもあてはまることで、いつも我々の選択肢を評価し、最善を尽くしていかなければいけないと思います」と語った。

American Go E-Journalより

囲碁ニュース [ 2025年5月1日 ]

北米プロ選手権、ビル・リン1pが優勝

北米プロ選手権が4月頭、ワシントンDCのナショナル囲碁センターにおいて開催された。北米在住のプロのうち6人が参加した。

大会の様子。

大会では、ビル・リン1pが第一ラウンドから3連勝して首位を独走。第4ラウンドではアレクサンダー・チー1pに敗れたものの、最終第5ラウンドでヘンリー・ユー2pを破って優勝を果たし、賞金1万ドルを獲得した。使い道は、「8月に結婚するので、ハネムーン資金」とのことである。

順位名前段位勝敗数
1ビル・リン1p4-1
2ライアン・リー4p3-2
3アレクサンダー・チー1p2-3
4マイケル・チェン1p2-3
5ユンヨン・キム8p2-3
5ヘンリー・ユー2p2-3
左から、ユー2p、チェン1p、優勝のリン1p、北米囲碁連盟のアンディー・オークン氏、リー4p、チー1p、キム8p。

American Go E-Journalより

囲碁ニュース [ 2025年2月12日 ]

2025年米囲碁コングレス登録が開始

第41回目となる米囲碁コングレスの登録が開始された(リンクはこちら)。コングレスは7月12-20日にかけてテキサス州ジョージタウンのサウスウェスタン大学において行われる。日本語のビデオ(リンクはこちら)も公開されたばかり。

マサチューセッツ州選手権、65人が参加

マサチューセッツ州選手権が1月25-26日にかけて開かれた。65人が参加する盛大な大会となった。5回戦の結果、全勝のいない混戦となったが、ツェン・ホンクイ7dが4勝1敗で優勝。2位のアラン・ファン7d、3位のジェレミー・チウ7dも4勝を上げた。州在住者を対象としたマサチューセッツ州チャンピオンにはフォレスト・ソン6dが輝いた。

右下が州選手権優勝のソン6d。左下は大会に優勝したツェン7d。

American Go E-Journalより

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