パンダネットで実力初段になる方法

はじめに - レーティングアップのコツを学んで、実力初段を目指しましょう。

勝間教室や指導碁でおなじみの関西棋院の勝間史朗七段が、この度「パンダネットで実力初段になる方法」を出されました。レーティングアップのコツを学んで、実力初段を目指しましょう。

はじめに

 パンダネットで囲碁をお楽しみのみなさんこんにちは。

 突然ですが、あなたは普段碁会所や公民館などで何段・何級で打たれているでしょうか?

 初段?二段?六段?それとも3級?

 ご自身ではおよその棋力は把握されていると思いますが、パンダネットで打つと、その棋力では通用しない。そんな方がほとんどではないでしょうか。

 また、自分は何級か分からないけれど、パンダネットでは2ケタ級で打っていて、全然レーティングが上がらない。

 そんな方のために、今回はパンダネット棋力の世界観と、その中でのレーティングアップのコツをお伝えしようと思います。

 申し遅れましたが、私は関西棋院というプロ棋士団体に所属している勝間史朗です。

 パンダネットでは、指導碁やネット囲碁教室で、みなさんの囲碁生活に張りと楽しみを提供する仕事をしています。

 私がこの本を書こうと思ったのは、冒頭でお話しした悩みや、ちょっとした不満をお持ちの方がおられること。そして、プロ棋士だからこそ見える、囲碁の実力の世界をお話しすることで、棋力への納得感。そして棋力アップへの道しるべとなるものをお伝えしようと思ったからです。

 私はこれまで指導碁で5000局ほどアマチュアの方と対局してきました。この対局では、九段からビギナーの方までほぼ全ての棋力の方と対局しています。パンダネットユーザーの中には、私よりも対局数が多い方はかなりおられますが、全ての棋力の方と対局したことがあるのは、プロ棋士の指導碁という立ち位置ならではだと思います。

 今回は、ネット対局という、リアル対局とは少し違った世界観のお話しもまじえて、パンダネットで実力初段を目指すお話しをしたいと思います。

 これがあなたの囲碁生活に更なる張りと楽しみを与えるきっかけとなれば大変嬉しく思います。


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