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4日目…取り上げる石の処理と碁の終わり方- [1]アゲハマについて

石を取ったあと、その石はもう一度役に立ちます。終わった後で、相手の地の中に、取り上げた石を埋めることができるのです。つまり、相手の地が20目あっても、取り上げた石が5個あれば、5目の地を埋めてしまいますから、最終的に15目の地になるのです。石を取るのは気持ちのいいものですが、終わってからも楽しめますから、二度美味しいというわけです。 続きを読む

●4日目…取り上げる石の処理と碁の終わり方
石を取ったあと、その石はもう一度役に立ちます。終わった後で、相手の地の中に、取り上げた石を埋めることができるのです。つまり、相手の地が20目あっても、取り上げた石が5個あれば、5目の地を埋めてしまいますから、最終的に15目の地になるのです。石を取るのは気持ちのいいものですが、終わってからも楽しめますから、二度美味しいというわけです。

[1]アゲハマについて
(相手の地を埋めるのに使える)

a.抜いた石
・ 取った石は相手の地の中に埋めることができます。1図、黒から打てば、白△の二子を取ることができます。
 
1図
それが2図で、黒1で取れますから、取った黒地は2目ですね。  
2図
さらに、取った白二子は3図のように白地に埋めることができます。黒は白の二子を取ることで、自分の陣地が2目できた上に、白石の二子を白の陣地に埋めることができますから、相手の地を2目減らしています。ですから、二子取ることが4目得をしているわけです。  
3図
・ 石数が増えても同じです。4図、黒から打てば、白△の三子を取ることができます。  
4図
それが5図で、黒1で取った白△の三子は、  
5図
6図のように白地の中に埋めることができます。白△三子を取った黒は、黒地を3目作ると同時に、白地を3目減らして、計6目得しています。  
6図
b.取れている石
・ 今度は、石を抜かなくても、取れている石の場合です。7図の黒地の中には、白△の石が一つ入っています。この石はこのまま取れていますから、終わった後は白の地の中に埋めることができます。
 
7図
白△の石を取り上げて、8図のように白地を一つ潰します。黒は白石を一つ取って、×印の地点が黒地になった上に、白地を一つ減らしましたから、二つ得したことになります。  
8図
9図の場合も同じです。白△の一子は取れていますから、  
9図
この石を10図のように白地に埋めることができますから、×印の地点が黒地になり、白地が1目減っています。  
10図
・ もっと大きな石でも、取れている石があります。11図の白△四子は逃げられませんから、黒は放っておいても白△四子を取れています。  
11図
終局すれば取り上げて、12図のように白地に埋めることができます。黒地は×印の4目が増え、白地が白△の4目減っています。  
12図
・ 13図は少し複雑です。黒は白△二子を取っていて、白は黒△の一子を取っています。  
13図
これをそれぞれ、14図のように相手の地に埋めることができます。黒地は×印の2目増え、黒▲の1目減っています。白地は×印の1目増え、白△の2目減っています。  
14図
c.お互いに取れる石
・ お互いに取れる石もあります。15図は、黒△の石と白△の石が互いにピンチです。
 
15図
黒から打てば、16図のように黒1と白△の一子を取ることができます。次に、白2、黒3で境界線を確定します。  
16図
さらに、17図、黒が取った白△一子を、白地に埋めます。黒地は×印の2目増えて、白地が1目減りましたから、黒が3目得したことになります。  
17図
・ 逆に、白番なら、18図、白1と黒△一子を取ることができます。黒2、白3で境界線が確定します。  
18図
取った黒△一子は、19図のように黒地に埋めることができますから、白は×印の2目増えて、黒地が1目減りました。白が3目得をしたことになります。
・ 17図と19図を比べると、黒から打てば3目の得で、白から打っても3目の得になります。つまり、黒から打つか白から打つかで6目の差があるというわけです。碁の終わりのころに、地の損得を争うことを「ヨセ」と言いますが、一子取っただけで6目も違うのですから、おろそかにはできません。「ヨセ」の巧拙が勝敗に直結することを、覚えておきましょう。
 
19図
・ 今度は二子の場合です。20図は黒△二子と△白二子が、互いに際どい関係になっています。  
20図
黒番なら、21図、黒1で白△二子を取ることができます。白2~黒5で境界線が確定します。  
21図
黒が取った白△二子は、22図のように白地に埋めて、黒は×印の3目増えました。白地は△二子の分で2目減りましたから、合計で黒が5目得をしています。  
22図
・ 逆に、白から打った場合は、23図、白1で黒△二子を取れます。黒2~白5で境界線を確定して、  
23図
24図のように黒△二子を黒地に埋めます。白地は×印の3目増えて、黒地は黒△の2目分減って、白が5目得をしました。
・ 22図と24図の差は、5目+5目で10目になります。たった二子取るだけでも地が10目違うのです。
 
24図
・ 【応用①】既に取れている石と、これから取る石の両方がある場合です。
25図、黒番で考えてください。まだ未確定なのは上辺です。黒△と白△がどちらも取れる形です。
 
25図
黒番ですから、26図のように、黒1と取ります。白2、黒3で境界線が確定して終局です。黒は今抜いた白一子と、下辺に白△一子の二つを取り上げます。白も下辺の黒△二子を取り上げます。  
26図
27図、白△二子と黒△二子をそれぞれ相手の地に埋めて、お互いの地を数えます。黒は右上が14目、左下が6目で、計20目の地。白は左上が11目、右下が7目で、計18目の地ですから、黒が2目勝っています。  
27図
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