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6日目…特殊な形- [4]練習問題

囲碁を打つことを、『対局』を言います。そして、『対局』している最中のことを、『対局中』と表現しますが、その『対局中』に戸惑う形があります。囲碁は順番に打って、地が多い方が勝ちで、相手の石を取れることがある――これだけで、だいたいは打てるのですが、いくつか特殊な形がありますから、ここで覚えておきましょう。

●6日目…特殊な形


[4]練習問題

問題1】黒番でどう打ちますか。黒石と白石が接触して混乱して見えるでしょうが、こういうのも慣れれば、パッと意味が分かるようになります。強くなると、一つ一つ何でも考えるわけではありません。基本的なことは、だいたいパッと見て、考えなくても理解します。それは囲碁に限ったことではありませんね。何でも同じでしょうが、よく勉強して、たくさん練習することが大切です。

問題1

〈解答1図〉黒1とコウを抜くのがいい手です。白はすぐには抜き返せません。

解答1図

〈解答2図〉ついで、白1と1個逃げれば、黒2と抜いてしまいます。

解答2図


〈解答3図〉白1の方を逃げても、黒2と抜いていいでしょう。

解答3図


【問題2】今度は白番です。一手だけではなく、結果がどうなるかも考えてください。

問題2

〈解答1図〉白1とコウを取るのが正解です。次に黒からはどうしようもありません。

解答1図

〈解答2図〉黒1と打っても、白2で先に取られてしまいます。

解答2図


〈解答3図〉かといって、黒1と逃げても間に合いません。白2で取られです。

解答3図


【問題3】互いの石が複雑に絡み合っています。黒番で考えてください。どう打つのが正しいでしょうか。

問題3

〈解答1図〉黒1がいい手です。これで中の黒石と白石は、『セキ』になるのです。

解答1図

〈解答2図〉×印の二カ所は、どちらも手が出せないですから『セキ』ですね。

解答2図

〈解答3図〉白番なら、白1と連絡して、黒△の五子は丸呑みになります。これは『セキ』でも何でもありません。

解答3図


●6日目…特殊な形


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