中国囲碁ニュース
中国の著名な棋戦情報をお伝えします。
中国からの囲碁ニュースを皆様にお伝えします。
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第7回聶衛平杯日中韓囲碁マスターズ戦は10月25日、26日の両日、四川省成都市「杜甫草堂」で開催された。大会はこれまで通り、40歳以上の「中年組」と20歳以下の「青年組」に分かれて実施され、各組優勝者が総合決勝で対戦。優勝賞金は20万元、準優勝賞金は15万元(約450万円、300万円)である。
出場枠は各組とも中国4人、日本・韓国から各2人。10月25日午前の初戦では、極めて異例の出来事が起こった。近年は公式戦に出場していない中国の「元老」棋士、周鶴洋九段(49歳)、羅洗河九段(48歳)、古力九段(32歳)、胡耀宇八段(33歳)の4人全員が勝利を収めた。古力九段と羅洗河九段に至っては、韓国の第一線で活躍し続けている長年のライバル、朴永訓九段(40歳)と睦鎮碩九段(45歳)を敗けた。若き頃に築いた実績と存在感の大きさを、改めて示す結果となった。
一方、優位が予想された青年組では中国の鄭載想七段(20歳)、傅健恒七段(19歳)、胡子豪六段(19歳)、呉依銘七段(19歳)の4人全員が敗れた。対局数が少ない中年組が全勝し、対局数が多い青年組が総崩れとなる対照的な結果に、会場からは驚きの声が上がった。
最終的に青年組は韓国勢同士の決戦となり、韓国の金升珍七段(19歳)が朴只玹七段(20歳)を破り代表に決定。総合決勝では前回優勝者の胡耀宇八段を3/4子の差で下し、韓国勢としては聶衛平杯が個人戦に改編されて以降、初の優勝を果たした。
( 記事/写真:易非 )
4年に一度開催される中国運動会の囲碁種目は、男子団体、女子団体、男子プロ、女子プロ、男子アマチュア、女子アマチュア、アマチュアペア碁の7部門で実施された。9月に上海市奉賢区と浙江省衢州市で予選が行われ、10月18日から21日まで広東省深圳市で決勝が行われた。1日に3局の超早碁という過酷なスケジュールのため、“早打ち”で知られる李欽誠九段(26歳)が男子プロの金メダルを獲得した。女子プロの金メダルは李思璇六段(19歳)が獲得。
囲碁は中国運動会の正式競技種目ではなく、群衆種目として位置づけられているため、7部門のうち多くでアマチュアの出場比率が高いのも特徴だ。男子アマはベテラン強豪の王琛7段(33)が制した。女子アマは、王アマと同じく上海代表の「天才少女」徐亦辰6段(12歳)が頂点に立ち、将来が非常に期待されている。アマチュアペア碁では山東代表の王本東7段・彭楽怡6段ペアが優勝した。
大番狂わせは団体戦で起こった。開催地・広東チームの傅彧8段(24歳)が、優勝候補である上海チーム主将、中国ナンバーワンの王星昊九段(21歳)を破り、その勢いのまま広東チームを頂点へ導いた。また、アマチュアがプロのトップ棋士を打ち負かす例も数多く見られ、AI時代を迎え、囲碁の実力においてプロとアマの間にかつてのような絶対的な隔たりはもはや存在しないことを、強く印象づける結果となった。
( 記事/写真:易非 )
中国囲碁棋聖戦は1998年から2001年まで上海市で3回開催され、2012年に河南省洛陽市で再開された。当初は龍門石窟景区が冠スポンサーとなり2014年までに2回開催。その後は白雲山風景区が冠名を引き継ぎ2017年から2021年まで3回開催された。2025年には、洛陽のもう一つの景勝地である老君山がその役目を継承し、中国における「棋聖」という最高位の称号の灯を守り続けている。
初めの3回の棋聖戦の優勝者は常昊九段(49歳)、周鶴洋九段(49歳)、兪斌九段(58歳)で、いずれもすでに第一線を退いている。洛陽での開催以降は周睿羊九段(34歳)が2連覇し、連笑九段(31歳)が1回優勝した。2019年には柯潔九段(28歳)が挑戦に成功し、2連覇を達成。2025年、棋聖戦は再び幕を開け、中国のプロ棋士たちが柯棋聖への挑戦権を競い合った。ちなみに、優勝賞金は60万元、準優勝賞金は20万元(約1300万円、450万円)。
7月21日から25日に北京で選・本戦が行われ、8月13日、14日に新疆ウシュで挑戦者決定戦が実施された。屠暁宇九段(21歳)は予選からスタートし、王裕子三段(35歳)、陳正勲八段(28歳)、趙晨宇九段(26歳)、廖元赫九段(24歳)、許嘉陽九段(25歳)、羋昱廷九段(29歳)、謝科九段(25歳)を次々と破り、7連勝を達成した。
柯九段は2025年初めのLG杯決勝を巡る騒動以降、囲甲リーグ戦の一部を除き、他のすべての公式戦を辞退していた。今回、本棋戦には前回王者としてエントリーしたが、若き挑戦者を相手に下馬評は決して高くなかった。しかし、9月26日から28日、霧に包まれた老君山山頂で行われた三番勝負で、柯九段は圧巻の内容で三番勝負の第1局と第3局を制し、棋聖三連覇を成し遂げた。
( 記事/写真:易非 )
第3回衢州爛柯杯世界囲碁オープン戦が6月末に開幕された。新型コロナウイルス禍以降、中国で初めて公開予選を再開した国際棋戦として注目を集め、377人もの参加者が「世界囲碁の聖地」を目指す浙江省衢州市に集結した。国際予選では31名が本戦進出を決め、地元中国勢が23枠を獲得。これにシード選手を加えると、本戦48強の過半数を中国勢が占めた。
本戦の最初の2回戦は7月1日、2日に行われ、10月8日からはベスト16戦が開催された。衢州爛柯杯の第1回準優勝、第2回優勝の申真谞九段は中国の陳浩六段(31歳)、廖元赫九段(24歳)、柁嘉熹九段(34歳)、范胤八段(27歳)を破り、順当に決勝へ進出した。「申AI」と称される申真諝九段の圧倒的な力に対する畏敬から、決勝進出が決まった時点で中国側には重苦しい空気が漂った。
しかし、30歳を超えたベテランの党毅飛九段(30歳)は、逆境を覆す闘志を見せ、若手中心の戦場で気迫あふれる戦いを展開し、申旻埈九段(26歳)、李軒豪九段(30歳)、許嘉陽九段(25歳)、李欽誠九段(27歳)を次々と撃破。10月12日から15日に行われた決勝三番勝負では、党九段は全力を尽くし、第一局と第三局を黒番で勝利を収め、最強の後輩を退け、8年ぶりに世界チャンピオンの座を獲得した。
衢州爛柯杯の優勝賞金は180万元、準優勝賞金は60万元(約4000万円、1300万円)。
( 記事/写真:易非 )
広東省深圳市宝安区が後援する中国囲碁大棋士戦は、2025年の第5回大会を9月17日から24日まで深圳で実施し、予選から決勝までを同一期間・同一開催地で一気に打ち切ることとなり、棋士の体力が大いに試されることとなった。
4回戦の予選と5回戦の本戦を経て、9月23日、24日に準決勝と決勝が行われた。風「ハグピート」の接近により、当初ビアタウンで予定されていた対局は、宿泊先のホテル内へ変更して実施される異例の展開となったが、無事に全日程を終えた。
予選で最大の注目を集めたのは、於之瑩八段(27歳)。彼女は陳昱森六段(27歳)、胡子豪六段(18歳)、李昊潼八段(21歳)、陳一純六段(23歳)という4名の男性棋士を連破し、大棋士戦史上初めて本戦に進出した女流棋士となった。また、中国囲碁のオープン棋戦制度において、性別を問わない男女混合予選から本戦に進出した初の女流棋士でもある。しかし、本戦1回戦で於八段は国際戦優勝経験者の楊楷文九段(28歳)に敗れた。
前期優勝者の李軒豪九段(30歳)はシードで本戦の準々決勝から出場。屠暁宇九段(21歳)、辜梓豪九段(27歳)、謝科九段(25歳)を退け、大棋士のタイトルを防衛した。優勝・準優勝賞金はそれぞれ50万元、20万元(約1100万円、430万円)である。
( 記事:易非 / 写真提供:sinaサイト )
中国第26期阿含・桐山杯早碁オープン戦は5月10日、北京の中国棋院で開幕した。5回戦の予選、3回戦の本戦を経て、6月6日に決勝進出者2名が決定。ともに初の決勝進出となった党毅飛九段(30歳)と王星昊九段(21歳)が激突した。
両者ともシードで本戦から出場し、本戦で党九段は新鋭の屠暁宇九段(21歳)、前期優勝の陳梓健八段(24歳)、中国第一人者の丁浩九段(24歳)を破った。一方、王九段は蒋其潤八段(24歳)、許嘉陽九段(25歳)、李欽誠九段(26歳)という実力派3名を次々と退けた。
決勝は9月17日、江西省景徳鎮市で行われた。陶磁器の名産地として知られる地で、若き王星昊九段が中盤で党毅飛九段を圧倒し、阿含・桐山杯初優勝を飾った。12月には日本の優勝者である一力遼九段(28歳)とインターネット上で中日優勝者対抗戦を行う予定である。中国阿含・桐山杯の優勝・準優勝賞金はそれぞれ20万元、8万元(約430万円、170万円)である。
阿含・桐山杯優勝の二週間後の10月2日、王星昊九段は韓国の全羅南道新安郡で行われた第11回国手山脈杯世界最強戦に出場。韓国の朴廷桓九段(32歳)、朴常鎮九段(24歳)、安成浚九段(34歳)を連破し、世界タイトルを獲得した。王九段は4月に相次いで北海新繹杯世界囲碁オープン戦と中国天元戦を制しており、半年で四冠を達成。21歳の新鋭が一気に世界の頂点へ駆け上がった。
( 記事/写真:易非 )