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4月 思い出の一局

初のタイトル獲得をした第11期女流本因坊戦挑戦手合第1局でのエピソードをご紹介していただきました。

女流棋士の思い出の一局では、担当の女流棋士の印象に残っている一局をご紹介します。対局当時の状況や気持ちを振り返っていただき、その当時の思いを皆さまにお伝えします。 続きを読む

華の女流棋士 思い出の一局

加藤朋子六段 思い出の一局


加藤朋子六段
プロフィール詳細
1992年11月10日 第11期女流本因坊戦挑戦手合第1局
黒番:加藤朋子初段 白番:中沢彩子女流本因坊
332手完 黒3目半勝ち

持ち時間 各4時間 コミ:黒5目半
棋譜の拡大版は こちら

指導棋士プロフィール

加藤朋子六段
昭和44年1月19日生。大宮市。
杉内寿子八段門下。
平成3年入段、4年二段、同年三段、6年四段、13年五段、25年六段。
平成4年女流本因坊、7年女流名人、12年女流最強、
13年女流鶴聖。
「女流賞」2回、「新人賞」。

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思い出の一局 棋譜

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思い出の一局 棋譜

今でも記憶に残っている局面です。
右下から始まった攻防は、黒が空振りな状況。
1と生きねばならず、2以降10と反撃され「この碁は、勝つのは大変だな。」と気落ちしたのをよく覚えています。
ただ、その後の打ち方はとにかく諦めず必死に食らいついて逆転に至っています。
今では、この時の根性がなくなっているような。。。諦めず、一生懸命が大事ですね。
過去はあまり振り返りたくありませんが、20代だったころのことをなんだか懐かしく感じていました。。。

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棋譜の拡大版とコメントは こちら

 思い出の対局でやはり忘れられないのは、タイトル戦に挑戦し初のタイトルを獲得した時です。
 女流本因坊戦第1局を選びました。もう、20年以上も前の話になってしまうんですね。思えば進歩してないなぁ。。。
 当時は、檜舞台にもかかわらず、適度な緊張感を感じて碁盤に向かって考えている時間が苦しい中にも楽しさがありました。
 今、並べ替えしてみて必死に打っている感じがします。内容はともかく。。。。
 参考図では、今でも脳裏にある局面を振り返っています。

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