囲碁ゲームサロン パンダネット

学習

1月 女流棋士囲碁相談室

佃亜紀子四段へのご相談

毎月月初に更新される「女流棋士囲碁相談室」、月々担当する華の女流棋士が、最近の出来事などの近況のお手紙とともに質問に回答していただきます。 続きを読む

あなたのお悩み囲碁相談室

今月のご相談 其の一

はじめまして。囲碁をはじめて1ヶ月ぐらいの初心者です。最近十九路盤で対局をするようになりました。大体、一局に1時間ぐらいかけてますが、途中で集中力が切れてしまいます。一応3手ぐらい先を読んで打っているのですが途中から頭がついていかなくなります。どうすれば、集中力を持続する力が備わるでしょうか?

神奈川県 上西さんからのご相談

十九路盤での初心者の対局は、初手からダメを詰めるまで200手程打つので、考える場所が多すぎて集中力を持続するのは大変かもしれません。でもこれは慣れですので、どんどん実戦を積んでいってください。そのうち定石やヨセのよく出てくる実戦形を慣れ覚えるので、考える時間が少しずつ早くなっていくでしょう。
上西さんは一局に1時間かけられているそうですが、もう少し早目に打って対局後に解からなかった所をどう打てばよかったのか、や、新しい形を覚えたりなど、局後の検討に時間をかけてみるのをおすすめします。手筋や形を覚えておくと、対局でも考える時間が省けて、重要な所で集中力を発揮出来ると思います。

今月のご相談 其の二

攻めるのが好きで、よく余されて負けます。
大きいところと小さなところを判断するコツはありますか。

東京都 高橋さんからのご相談

攻めるという事は大事です。相手の石を取るか、相手の石を攻めながら陣地を取れば勝てます。しかしそんないつも上手くいくとも限りませんよね。。。すでに相手の石が弱くないのに、まだ相手の石が取れるのではないか!とズルズル狙っていると、後手をひいてしまい相手に大きい場所を打たれてしまいます。
攻めすぎの傾向がある人の考え方としては、攻めながら攻めたあとに自分はそれからどうしたいか、先の事を意識しながら打ってみると、盤面全体がみれます。攻めて先手が取れるタイミングをいつも考えつつ、他の場所の大きいところはどこかと目を配る事ができれば、勝率アップは間違いないでしょう!!

華の女流棋士 思い出の一局トップへ戻る