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8月 女流棋士囲碁相談室

知念かおり女流棋聖へのご相談

毎月月初に更新される「女流棋士囲碁相談室」、月々担当する華の女流棋士が、最近の出来事などの近況のお手紙とともに質問に回答していただきます。 続きを読む

あなたのお悩み囲碁相談室

今月のご相談 其の一

知念かおりさん、こんにちは。僕は最近初段になったばかりです。
僕は、今年中には三段になりたいので、日々詰碁などに励んでいます。
僕の悩みなんですけど、本を読んでもサバキがいまいちよく分からないのです。
どうしたら良いのでしょうか。よろしくお願いします^。^

神奈川県 飯塚さんからのご相談

飯塚さん、こんにちは。
日々詰め碁に励んだり、三段になりたい目標など、囲碁が大好きなんだなぁと伝わってきて、嬉しいです。
さて、サバキが良く分からないとのこと。私なりに考えてみたのですが・・・。相手の意思と自分の石の強弱、力関係はどうなっているのか?考えてみることが大切だと思います。つまり、サバキは相手の勢力が強い時に用いると有効。部分的に少し悪くても、全局面ではバランスがとれているはず。逆に、自分の勢力が強い場合は、多少強引でも力強く戦うこと。
勉強方法は、詰碁や手筋を解いたり、実戦をたくさん打つこと。囲碁が大好きな気持ちと、強くなりたい気持ちがあれば大丈夫、大丈夫!

今月のご相談 其の二

今までは取り碁でした。それでは相手の石も取れますが、自分の石も取られるのでそれではいけないと思い、あまり取りに行かないようにしたのですが、それでは勝率が上がりません。
どうすれば勝率が上がるか教えてください。
又考え方、石の運びについての考え方についてですが、知念かおり女流棋聖は囲碁に対する考えが変わった時は、いつ頃でどういう時期か教えてもらえば幸いです。

鳥取県 馬野さんからのご相談

馬野さん、こんにちは。
馬野さんと同じように、石を取りにいくこと、つまり戦いが大好きだった私。石が取れて勝った時の喜び、逆に取られて負けた時の悔しさ、だからこそ楽しいのですよね。
私の場合、囲碁に対しての姿勢や考え方が変わった時期は、棋士を目指し院生に入った時(15才)と、プロの世界に入った時(18才)ですね。
院生に入った時は、作り碁になったことが、ほとんどないくらい戦って戦って・・・。でも、自分より強い人には通用しないんですよね。それに気づいた時、好きではなかった棋譜並べが楽しくなりましたね。プロの世界に入ってから、少しずつ棋風が変わり始めた気がします。主人と交際していたことも大きいと思うのですが、地と厚みのバランスを良く考えるようになりました。私自身、自分がどういう棋風なのか、まだ良く分かりませんが、もっと勉強して強くなりたいです。
馬野さんも、自由にいろんな碁を打たれていいと思います。絶対強くなりますよ!!

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