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10月 思い出の一局

5月にご子息をご出産されたの向井千瑛女流本因坊の近況写真や直筆お手紙をご覧いただけます。

女流棋士の思い出の一局では、担当の女流棋士の印象に残っている一局をご紹介します。対局当時の状況や気持ちを振り返っていただき、その当時の思いを皆さまにお伝えします。 続きを読む

華の女流棋士 思い出の一局

向井千瑛女流本因坊 思い出の一局


向井千瑛女流本因坊
プロフィール詳細
2011年10月10日 穹窿山兵聖杯世界女子囲碁選手権
黒番:向井千瑛四段 白番:芮廼偉九段
240手完 白中押勝

棋譜の拡大版は こちら

指導棋士プロフィール

向井千瑛女流本因坊
昭和62年12月24日生。東京都出身。
平成16年入段、19年二段、21年三段、22年四段、24年五段。
平成18年、第19期女流名人戦本戦入り。
平成19年、第20期女流名人戦本戦入り。
平成20年、第11期女流棋聖戦挑戦者。
平成22年、第22期女流名人戦挑戦者。
平成23年、第23期女流名人戦挑戦者、第59回NHK杯初出場、第30期女流本因坊戦挑戦者。
平成24年、第24期女流名人戦挑戦者。
平成25年第32期女流女流本因坊戦で謝依旻女流本因坊を3-2で破り初タイトル獲得。
杉本明八段は夫。

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長い間世界のトップで活躍しつづけている芮廼偉先生は私の憧れであり、目標としている棋士です。

今回ご紹介する碁は、初めて(公式戦では)芮廼偉先生と世界戦で対局した碁です。

緊張のなかにも楽しみな気持ちが大きかったと思います。

私の黒番。布石は白に各所に地を稼がれて甘くなってしまいました。
91手目のキリから93手目のツケは勝負手です。この均衡ですこし盛り返します。
そして中央のコウ争いから私にも楽しみがでてきたと思ったところで秒読みに入り失速……芮廼偉先生に冷静に押し切られてしまいました。

向かいあったときのオーラというか、勝負に対しての厳しさは今でも覚えています。
この対局から対戦はないので、また挑戦できる機会を作れるようがんばります。

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