2月 思い出の一局
大竹英雄名誉碁聖と対局した2009年十段戦予選を思い出の一局としてご紹介していただきました。
女流棋士の思い出の一局では、担当の女流棋士の印象に残っている一局をご紹介します。対局当時の状況や気持ちを振り返っていただき、その当時の思いを皆さまにお伝えします。 続きを読む
中島美絵子二段 思い出の一局
- 2009年 十段戦予選C
- 黒番:中島美絵子初段 白番:大竹英雄名誉碁聖
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指導棋士プロフィール
2009年に十段戦の予選でしたが、大竹英雄先生に教えていただく機会がありました。
最初組み合わせを見た時『やった!』純粋に喜ぶ私。
でもそれは段々と緊張に変わり、対局日まで嬉しい気持ちと緊張感が入り混じっていました。
そして当日、日本棋院5階の対局室に早めに到着し、対局開始を待ちました。
この時のドキドキは今も覚えています。
ニギリがはじまり、もし白をあててしまったらどうしよう?
最初から黒でお願いするか!?
頭の中で色んな事がよぎりました。
でも互い先、ニギリがルールだし、と考えているうちに石が数えられ・・・
黒をあてた!なんだかすごくホッとしました。
対局が始まり、大竹先生の着手の早いこと早いこと。
鋭い一手に身が引き締まる思いの中、 囲碁を打てるのは幸せだなと感じました。
内容については私の悪いところばかりなのでふれません。
もしまたいつか教えてもらえる機会があるなら、 この時より自分の思いを伝えられるような碁を打ちたいです。