囲碁ゲームサロン パンダネット

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8月 女流棋士囲碁相談室

知念かおり四段へのご相談

毎月月初に更新される「女流棋士囲碁相談室」、月々担当する華の女流棋士が、最近の出来事などの近況のお手紙とともに質問に回答していただきます。 続きを読む

あなたのお悩み囲碁相談室

今月のご相談 其の一

知念先生こんにちは。わたしはパンダネット3級で碁を打っています。
最初は調子良く打っているのですが、気がつくと自分の目がなくて攻められることがよくあります。どのようなことに気をつければよいでしょうか?

田内さんからのご相談

田内さん、こんにちは。
ご相談いただき、ありがとうございます。
最初は、いい調子で打っていても、いつのまにか攻められてしまうこと、よくあることだと思います。それが、負けることにつながってしまったら、残念ですね。
接近戦になったとき、『石の強弱』を、常に意識することが大切だと思います。
強い石=生きている石。弱い石=まだ安定していない石。基本的に、弱い石から動くことを心がけること。もしも攻められてしまったとき、相手の石にも弱点はあるはず!それを探すといいかなと思います(^-^)

それと、詰碁を説くこと。簡単な問題で、基本的なものを、くり返しされるといいかなと思います。きっと『生き死に』に強くなりますし、良い形が自然に身につくと思います。
私も、簡単な詰碁を説くことを日課にしています。
これからも、『田内さんらしさ』を大切に、囲碁を楽しまれてくださいね♪

今月のご相談 其の二

現在8級。まだまだ初心者から一歩抜けたばかりです。詰碁と手筋の勉強をして接近戦はある程度いい感じに打てるようになってきました。
しかしヨセに入ると地を取られてしまい、たいてい二目三目届かずに負けてしまうことが多いのです。目算を間違えているとは思うのですが、どうしてもその場で地をきちんと把握することが出来ません。
終盤に強くなるためにはどのような勉強方法がありますか?

吉川さんからのご相談

吉川さん、こんにちは。
ご相談いただき、ありがとうございます。
詰碁と手筋の勉強をされているとのこと、素晴らしいですね!その成果が、接近戦で発揮されているようで、嬉しく思います。

ヨセで失敗して、数目の差で負けてしまうことが多いこと、悔しいですね。
ヨセって…私も苦手です。
終盤の勉強方法ですが、計算や読みの力が大きいので、手筋の勉強が大切かなと思います。序盤・中盤と違って、終盤(ヨセ)はわりと似たようなパターンが多いと思います。ヨセの手筋を知っているか知らないか、大きな差になると思います。よく出てくる形は、『この手は何目くらい』と覚えておくのも、オススメです(^-^)
それと、相手の手に対して受ける手が大きいかどうか、考える習慣がつくといいかなぁと思います♪
これからも、詰碁や手筋の勉強を続けてくださいね☆きっといい結果につながると思います!

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