知念かおり女流棋聖へのご相談

最近、古典に興味を持っています。
道策、丈和、秀策、秀栄について、個人的感想を聞かせてください。

福井県　大和さんからのご質問

大和さん、こんにちは。
最近、古典に興味を持たれているとのこと、とても素敵なことですね。
私は、と言いますと、今は現代の碁を勉強するので精一杯ですが、院生の頃は古典の碁を勉強していた時期もありました。さて、ご質問の感想ですが・・・。

・道策 圧倒的に強すぎて、互角に戦える相手がいなかったのが残念ですよね。現代の一流棋士との対局ができたのなら・・・どうだったのでしょうね。
・大和 ものすごく力碁で、どの碁をならべても迫力があって面白いですよね。戦いが好きな私にとっても、すごく勉強になりましたね。
・秀策 とにかく堅実で、読みが正確な碁。コミなしの時代とはいえ、特に黒番は無敵でしたよね。
・秀栄 対局観に明るく、現代の碁にもっとも近い碁。その時代には珍しく、小目だけではなく、星の打ち方も試していますよね。

以上ですが、大和さんのお便りのおかげで、私もまた、古典の勉強をしてみようかなぁという気持ちになりました。ありがとうございます。

負けると非常に腹が立ちます。
特に有利だと思っている時に無理な手によって無残に負けると二度と碁などするか、と思ってしまいます。
ストレス発散のための趣味としてはじめたのに、逆にストレスがたまるばかりです。
この性格は、碁に向いていないのでしょうか。それとも楽しく囲碁と接する方法はあるでしょうか。

京都府　西光寺さんからのご質問

西光寺さん、こんにちは。
私は基本的に碁に向いていない性格の方はいないと思っているんですね。
自分が有利だと思っている碁を勝ち切ることってすごく難しいですよね。
でも、西光寺さんのように負けた時に悔しいと思う気持ちが大きいほど、強くなることには大切なことだと思っています。負けた時こそ、強くなったとプラスに考えてみては？
囲碁がストレスになるとの事、ちょっと淋しい気もするので、たまには勝負にこだわらずにいろんな碁を打ってみてはいかがでしょう？西光寺さんにとって新しい発見があるかもしれませんよ。
碁を好きな気持ちさえあれば、大丈夫、大丈夫！　一生続けて下さいね。