学習
36図
37図の黒1で、aの地点が「完全な眼」になります。これは「二眼」の生きですから、もう白から手出しができません。37図
しかし、38図のように、白から打てば、白1でaが「欠け眼」になります。38図
39図、黒△の石は上と左右が白に囲まれていますから、白1と打たれれば取られます。39図
また、40図の黒1とツイで黒一子を助けても、ここに「眼」はできません。全体で×印の「一眼」しかありませんから、この黒は死んでいます。「欠け眼」は「一眼」の価値がないのです。40図
41図のように、×印の空点が二つあっても、aの地点が「欠け眼」では同じことです。いずれaの点はふさがれてしまいますから、この黒は「二眼」できません。41図
42図は、黒石を包囲している白が緩んでいます。×印のところが空いていて、黒を密閉してはいませんが、この隙間に黒の眼をつくることはできませんし、外に逃げ出すことも不可能です。白1と打てば、aの地点が「欠け眼」になりますから、黒は生きることができません。42図
43図は、×印の地点が空いていますが、aのところが「不確定な眼」なのは同じことです。43図
黒番なら、44図、黒1と打って「二眼」作ることができますが、白番だとそうはいきません。44図
45図、白1と打てば、aの地点が「欠け眼」になります。45図
b.「欠け眼」が二つある場合46図
47図のように、白1と一つ「欠け眼」にされても、黒2の方は「完全な眼」にできますから、これで「二眼」作れるのです。48図
49図の黒1と打って一つ「完全な眼」を確保すれば、「二眼」作ることができます。白2で一つ「欠け眼」にされても、もう一つを黒3と「完全な眼」にすれば、「二眼」になって生きなのです。51図
まず黒番で考えてみましょう。52図の黒1と打てば、×印が「完全な眼」になりますから、これで下の眼と合わせて、「二眼」の生きになります。52図
では、白番ならどうでしょう。53図、白1と外から打てば、黒2とツギます。×印が「完全な眼」になりますから、これも生きています。これは白1が間違えました。53図
54図、白1と打てば、ここが「欠け眼」になるのです。55図
5日目…生き死に