段位認定問題の応募では四〜五段なのですが…実際は?

華の女流棋士が交代でお答えします。
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其の一
埼玉県 熊野さんからのご相談
こんにちは。いつも応援しています。ちょっと変な悩みなのですが、お答えいただけたら幸いです。
私は囲碁を始めて一年ちょっとになります。棋力についての相談です。
雑誌等によくある、段位認定問題に応募すると、大抵四段〜五段と判定されます。
ですが、実際に対局してみると、例えばパンダネットでは20級以上の方にはまず勝てません。常に20級以下のところをうろうろしています。
この差は一体何なのでしょうか、そして実戦で勝てるようになるにはどうすればよいのでしょうか?
佃亜紀子四段からの回答
こんにちは。応援していただいてありがとうございます。
四、五段と20級では9子以上のものすごい差ですよね。。。。
この差はズバリ読みの差です。
雑誌の認定問題は、ほとんどが一手だけを当てる問題が多いです。
囲碁を始めて一年くらいで、一手正解を出すといえども、四〜五段と判定されるのは、熊野さんの場合は第一感が急所にきているという事で、かなりのセンスがあると思います!
しかし例えば「10手先まで答えて下さい」ならいかがでしょうか?
10手先までなら、相手の最強の抵抗の手などの読みが必要とされるので、本当の実力がでてくるでしょう^^。(強さは読みに比例します)
読みの力がつけば実力もつき、実戦で勝てるようになりますよ!
読みの力をつけるには、詰め碁や手筋の問題をして、数手先を繰り返し読む練習をしてください。
熊野さんは急所に打てるセンスがあると思いますので、読みの力がつけば、上達は早いはずでしょう。がんばってください!
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