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< 講座テキスト >
清成哲也九段
第4回
「形の急所その2弱い形」
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アマチュアの対局を題材に、上達に役立つポイントをご紹介します。ご一緒に勉強していきましょう。
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【テーマ図・黒番】 |
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白△にオサえたところです。次の一手を、A~Dの選択肢の中から示してください。
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(手順)
左辺、黒19のオサエでは20とノビるのが正しい手でした。。白20と切られては難しくなりました。
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黒1(D)とアテて白の眼を奪うのは魅力的ですが、白2とツガれると、中の黒のダメがツマります。白a、黒b、白cの出切りを狙われますから、黒1の出は悪手でした。
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黒1(A)のグズミはいかにも愚形ですから、この手を選ぶ方は少なかったでしょう。白2とオサえられて、黒の失敗です。
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(実戦)
黒1のハネが実戦でした。白2のオサエに黒3とサガって、さらに白4をオサえられました。続いて、黒5の出を打ってしまったので、7と一手必要になりました。
この隅は相当気持ち悪い形をしています。(次の図へ)
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白3の急所が残っています。黒4と抵抗しても、白5のコスミで手になっています。
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黒1のハネに続き、3とカケツイでいれば、まだましでした。白4のアテは利かされますが、隅はこのまま安泰です。
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(正解)
黒1(C)のケイマに外すのが正解でした。白2のツケには黒3と並んで隅を備えます。これなら、隅は安定していました。白4の引きに黒5と上辺に先行して、黒が好調です。
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囲碁は形が大切です。弱い形は相手の追及を招きますから、注意が必要です。形に明るくなって、しっかりした碁を打ちたいものです。 |
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