苦手な事をどのように克服していますか? それを楽しむ方法はありますか?

佳奈先生!初めまして。詰め碁が苦手なこともあってイザ隅や辺での闘いになるとどうやっても相手の眼形をつぶすことが出来ないことが多々あります。そのためには、死活をもっと学ばなくてはと思うのですがナカナカ楽しむことが出来ません。

佳奈先生はどのようにして、苦手な事を克服されてありますか? それを楽しむ方法があれば、ご教授おねがいします。
福岡県 田中様より
万波佳奈女流棋聖の回答
田中さん、ご質問どうもありがとうございます。

私も昔は詰め碁が大の苦手でした。今でもそれほど得意ではありませんけど・・・

私の場合その苦手な詰め碁の勉強をどうやって克服したかというと、自分の答えが正誤だったかを本に記入することでした。

これは私の親から伝授された方法なのですが、まず詰め碁を碁盤に並べるなどして、じっくり考えます。そして解けたと思ったら答えを見て、正解か否かというのをその詰め碁のページに小さくメモしておきます。正解なら「○」違っていたなら「×」というように。日にちなども入れておけばなお良いですね。

そしてがんばってその一冊を解き、後日もう一回やり直すときにそれが役に立ちます。詰め碁はやはり繰り返すのが一番ですからね。  もう一度解き始めたとき、もし前回正解している詰め碁ならば自信を持って解くことができますし、間違っていても今回正解したならば達成感がでてきます。

私はこのような方法で勉強し、徐々にですが丸が増えて行くことに嬉しく思い、最後はとても楽しんで詰め碁を解いていた記憶があります。

また一日で無理をしない程度に解ける題数を目標にするのもいいと思います。例えば一日3問とか。詰め碁は量が重要なのではなく、その問題を自分のものにすることができたかどうかが大事ですからね♪それに私の場合、目標にしていた題数を解ければお菓子を食べるなど、自分にご褒美もつけていました(笑)

自分のペースで、ゆっくりとやっていきましょう。

そうすればきっとだんだん苦手意識は薄れていきますよ。

私も最近また詰め碁が苦手になってきたので、もう一度じっくりと勉強しなおしたいと思っていました。

一緒にがんばっていきましょうね。
其の一
2004過去トップに戻る
万波佳奈女流棋聖プロフィール