木下さんこんにちは。ご質問ありがとうございます。 |
さて、まず最初の、「タイミング」について。これは非常に難しいです。 |
私の場合は比較的早めに消すのですが、さんざん囲わせてどかん!という作戦もあります。これはシノいでしまえば、勝ちみが早いです。が、もちろん危険を伴います。 |
棋士の中でも両方のタイプがいるみたいで、人それぞれです。基本的には、次に地にするぞ!と相手が蓋をしようとしているあたりがいいのではないでしょうか。怖かったらそのもう一歩手前あたりで。 |
打ち込んだ石が取られるというのは、もしかしたらタイミングが悪かったのかもしれませんね。 |
さて、二番目の質問なのですが…、なんだか、ちょっとだけ矛盾しているような??? |
相手の模様は囲わせたくないけれど、自分の模様は地にしたい。木下さんの本音が垣間見えてきました(笑)。 |
当然、相手がいいタイミングで消してきて、うまくシノがれたら、地になりません。これはもう、仕方のないことです。というより、簡単に地になるのなら、それは模様ではなく確定地です。 |
模様の碁を打ったときは、あまり地にこだわらず、入ってきた相手の石を攻めて、得を図って勝ちに持っていく…そんな展開が理想です。当然相手もそれを嫌ってうまくシノごうとし、こっちはあくまで厳しく攻める。そういったかけひきが碁の楽しいところだと思いませんか? |
ぜひ、シノギと攻めと両方の立場で碁を打ってみてください。きっと、どんどん力がついてゆくはずですよ。 |