模様を張る事も張られる事も嫌いなのですが

華の女流棋士が交代でお答えします。
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12月のご相談
其の一
愛知県 加藤さんからのご相談
私は、模様を張る事も張られる事も嫌いです。
白番で黒に三連星をやられるともう5手目で投了したくなります。
泉美さんは、武宮先生と対局するときはどのようなことを考えて対局にのぞみますか。教えてください。
小林泉美女流本因坊の回答
私も、模様を張る事も張られる事も苦手なので、加藤さんの気持ちがわかります。
なぜ苦手かというと、とても難しいからですが、そこが碁の楽しさでもありますよね?
私は武宮先生とは一度、NHK杯で教えていただいたことがあります。その時は私の先番でしたので、三連星にはならなかったのですが、とにかく自分の薄い石を作らないように意識して打っていたように思います。
実は、今度のリコー杯で武宮先生とペアを組ませていただきます。
なので...私も自分なりに三連星の布石について少しでも理解できるように勉強しているところです。
まだわからないことばかりですが、知れば知るほど、三連星は奥深く、有力な布石ですね。
ただ、5手目で投了しなくても、白も無限の変化がありますし、模様を睨んだ攻防を、ぜひ楽しんでいただきたいな、と思います♪
其の二 はこちら
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