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＜ 講座テキスト ＞
小川誠子六段
第４回
「ツケに対しては？」
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アマチュアの実戦を題材にしました。上達の役に立つ手筋を勉強しましょう。美しい形を心掛けて、楽しく碁を打ってください。
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【テーマ図・黒番】 |
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白が△にツケたところです。次の一手を、Ａ～Ｃの選択肢の中から示してください。
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(正解)
黒１(Ａ)のハネが正解です。白２のノビに、黒３のノビを一つ利かします。黒５と押して下辺を盛り上げるのが有力です。白６と構えるのが形ですが、黒７とノビて模様が広がります。
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黒１のハネのあと、３とツケるのは、定石選択を間違えています。白４のフクラミから12のケイマで一段落ですが、黒の構えが低くなって、模様がしぼんでしまいます。逆に左辺の白模様のスケールが大きくなりました。
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黒１(Ｂ)のノビは、白２と上をツガれて白が厚くなります。黒３と隅に潜っても、模様を張り合う展開には、そぐわないでしょう。白４とオサえられて、黒が冴えない姿です。
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黒１(Ｃ)の引きは、手堅いですが、いい手とは言えません。白２とオサえられて、隅の白が大きくなります。黒３と押せば、白４のノビがいい姿ですし、黒△の位置も近くて働きがありません。
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| ツケられたら、まずハネることを考えましょう。“ツケにはハネよ”という格言を覚えておいてください。 |
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