中国囲碁ニュース
中国の著名な棋戦情報をお伝えします。
中国からの囲碁ニュースを皆様にお伝えします。
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従来、4月から5月にかけて行われていた中国囲碁甲級リーグは、2023年に華為スマトフォンの賛助が終了し、また、中国囲碁協会の役員交代の影響で開催日程が決まらずにいた。しかし、新しい協会の会長に常昊九段(46歳)が選出されたことで、2023年囲碁甲級リーグは8月18日に浙江省長興県で再開することが決定し、開会式で海南雅居樂不動産会社が新しいスポンサーとして発表され、ついに「緊急事態」が収束した。
8月18日と19日に浙江省長興県で行われた最初の2回戦の後、アジア競技大会の準備が必要とされたため、ホーム&アウェイのレギュラーシーズンは10月まで再開しかなかった。全体のシーズンスケジュールは、2024年3月までにすべて終了する予定である。
各チームメンバー
チーム名 | メンバー | 外国人助っ人 | コーチ |
---|---|---|---|
蘇泊爾杭州 | 周睿羊九段(32)、連笑九段(29)、李欽誠九段(23)、謝科九段(23)、汪濤六段(33) | 申真諝九段(23) | 汪濤六段 |
江蘇 | 羋昱廷九段(27)、黄雲嵩九段(26)、趙晨宇九段(24)、陳賢八段(26)、李思璇三段(17) | 無し | 丁波五段(53)、羋昱廷九段 |
深圳龍華 | 羅洗河九段(44)、時越九段(32)、陶欣然九段(29)、柯潔九段(26)、陳昱森六段(24) | 朴廷桓九段(30) | 羅洗河九段 |
浙江 | 檀嘯九段(30)、許嘉陽九段(23)、張濤八段(32)、童夢成八段(27)、藍天四段(33) | 井山裕太九段(34) | 藍天四段 |
成都 | 黨毅飛九段(29)、謝爾豪九段(24)、廖元赫九段(22)、屠曉宇八段(19)、馬逸超六段(25) | 無し | 宋雪林九段(61)、李亮五段(51) |
重慶 | 李軒豪九段(28)、楊鼎新九段(24)、李翔宇六段(25)、何語涵六段(23)、呂立言五段(22) | 元晟溱九段(38) | 古力九段(40)、廖行文七段(28) |
衢州 | 柁嘉熹九段(32)、蔣其潤八段(22)、陳玉儂七段(25)、丁世雄五段(25)、趙甫軒初段(20) | 金志錫九段(34) | 許頓二段(42) |
深圳聶衛平道場 | 辜梓豪九段(25)、楊楷文九段(26)、彭立堯八段(31)、孫騰宇七段(30)、戎毅七段(28)、李康六段(36) | 無し | 李康六段 |
上海建橋學院 | 李維清九段(23)、胡耀宇八段(41)、王星昊八段(19)、韓一洲八段(26)、鄥光亞七段(33)、王楚軒初段(16) | 無し | 劉世振七段(46) |
日照 | 江維杰九段(31)、范廷钰九段(27)、伊凌濤八段(23)、楊宗煜二段(23)、周子弈初段(15) | 申旻埈九段(24) | 曹大元九段(61) |
天津 | 唐韋星九段(30)、王世一七段(22)、王澤錦六段(24)、李昊潼四段(19) | 李昌錫九段(27) | 唐韋星九段 |
北京 | 范胤八段(25)、劉宇航六段(22)、陳豪鑫六段(19)、柳琪峰五段(24)、胡子豪四段(16) | 金明訓九段(26) | 聶衛平九段(71) |
龍元明城杭州 | 丁浩九段(23)、夏晨琨七段(28)、郭聞潮五段(34)、金禹丞四段(19)、葉長欣三段(16) | 卞相壹九段(26) | 郭聞潮五段 |
拉薩 | 陳梓健七段(23)、張強六段(31)、陳浩六段(29)、沈沛然六段(21)、毛睿龍五段(33) | 姜東潤九段(34歳) | 陳盈初段(40歳) |
上海清一 | 喬智健六段(28歳)、黃明宇五段(21歳)、陳一純四段(21歳)、李澤鋭四段(18歳)、王春暉三段(18歳) | 芝野虎丸九段(23歳) | 劉軼一二段(49歳) |
山西 | 古靈益七段(32歳)、黃昕六段(26歳)、陳正勲六段(24歳)、張紫良六段(23歳)、黃靜遠五段(23歳) | 朴健昊六段(25歳) | 李亞春七段(61歳)、李魁(42歳) |
( 記事/写真:易非 )
王中王戦、囲碁甲級リーグ、應氏杯が江南で順調に進行していた8月中旬。32名の中国のトップ女流棋士が内モンゴルの大草原へ北上した。鄂爾多斯市のエジンホロ旗で、第3回中国女流名人戦が行われた。男子棋士は杏花煙雨の中に身を置き、女流棋士は西北の砂漠に戦いに向かうという、囲碁の世界に独特のコントラストを形成した。
中国女子囲碁名人戦は30年以上にわたりさまざまな地域で開催され、北京、陝西西安、海南海口、山東濟南、江蘇姜堰などがこの大会を受け持ったことがある。近年だと一貫して中国囲碁名人戦を主催してきた『人民日報』が大旗を受け継ぎ、2018年から2020年まで2回開催された。大会数はゼロから数え直され、中国女子囲碁棋戦の初挑戦制度を創設した。2023年の第3回女子名人戦は鄂爾多斯市が引き継ぎ、8月3日に杭州で予選が行われ、16名が選出された後、上位32名の本戦が8月13日から22日までの間、熱戦を繰り広げた。
四月に女流国手に輝いた中国女流囲碁のトップ、於之瑩七段(25歳)が絶頂期を迎えた。女流名人戦では、曽楚典初段(16歳)、高星四段(27歳)、方若曦五段(21歳)、李小渓四段(18歳)を破り、挑戦者決定戦で先輩の唐奕四段に逆転勝利し、挑戦シリーズでは先に1敗を喫したものの、2対1で前回優勝した周泓余七段を破り、中国囲碁界で初めての女流国手、女流名人の二冠となった。
中国女子名人戦の優勝賞金は25万元、準優勝賞金は10万元(約500万円、200万円日本円)である。
( 記事:易非 / 写真提供:sinaサイト )